Blogを読んでくださっている皆様へ

いつも「Qchan89’s blog」を読んで頂き誠に有難う御座います。

当Blog筆者であるQchan89の息子です。

 

父につきましては2020年5月12日(火)23:35に永眠いたしました。

また、葬儀につきましては現在のコロナ禍を考慮し、

家族葬にて執り行わせて頂きました。

 

今まで当Blogの閲覧ならびに応援してくださった方々、

またプライベートでも仲良くして頂いていた方々に

この場を借りて、心より御礼申し上げます。

きのう、結婚記念日

 1971年4月29日、江古田駅近くの新アパートで結婚式を行なった。激しく雨が降る中、友人4人と彼女の姉夫婦が出席した。Hくんが陽水の「傘がない」をギター弾語り、ケーキ屋でアルバイトしているKくんがお祝いのケーキを手作りしてくれた。夜になって雨は上がった。二人で散歩に出た。それが新婚旅行だった。翌日はとうぜん出勤。

 

 秋に札幌で披露宴を行なった。いま中国・大連に住むCちゃんが司会をしてくれた。立会人は大学の恩師・A先生に頼んだ。 うれしかった。あれから49回の結婚記念日を迎え、同士として生きてきた。こんな形で顔を見られないのは今回が初めてだ。わたしは祈る。来年の4月29日まで生きたい。これまで言えずにいた言葉を伝えたい。

 

 

 

 

 

近況報告

 日々の流れが少しずつできてきた。入所ほぼ一か月、「体調も安定してるね」とスタッフが伝えてくれた。規則正しい食事をし、眠れている。週三回入浴、その他の日は体拭き。リハビリでなるべく体を動かす、つもりだがそうそううまくはいかない。今日から半袖にした。窓と入り口のドアを開けて風を通した。室内気温24度と出ている。


 もちろん課題も発生する。先日夜家人に「気持ちが少し弱くなっているかも」とメールしたら「どうしてそう思うの」と返事。「うぅ~ん、歯の調子が良くないので食事があまり美味しく感じない」、「Sさん(責任者)に頼んで訪問歯科医師に診てもらって」。さっきSさんが「日程を調整中、近く返事あるから」、「了解しました」。
 

 食事は完食する主義。よほど調子が悪くない限り汁は残すが全部食べる。ご飯,味噌汁、主菜、副菜2品でボリュームたっぷり。肉は鶏肉、豚肉中心で魚と半々。おかずはにんじん、豆、いも、ごぼうの根菜類、キャベツ、青菜、ブロッコリーの類、わかめなど海藻類。管理栄養士がつくるメニューはバランス満点。刺身類が出ないのが…。
 

 ありがたい食事だ、そう思っている。きのう札幌の妹から電話があって「近くのスーパーが買い物客で混雑している」。みんな先行きの不安から動いている。積丹町の妹のメールには「札幌方面から積丹に遊びにくる人たちが多くて…」と嘆いていた。弟が通う古平温泉は「町民に限る」となっているという。積丹にまでコロナ不安広がる。

 

「黒糖シベリア」

 「黒糖シベリア」をいまおやつに食べた。あん(羊羹)をカステラで挟んだ懐かしい菓子だ。だいぶ以前に食べた記憶があり、たしか郷里の小さな和菓子屋さんのガラスケースの中にあったような。今回はカステラ部分が黒糖入りなのでとくに美味しかった。甘さ×甘さの三乗みたいな好みの味が脳みその中にゆっくり広がっていった。

 

 包装の裏を見たら、製造が青森市工藤パン山崎製パンが販売している。北の地方ではこの菓子の甘さが受け続けているのだ、そんなロマンを勝手に思い描いた。昨日夜に加湿器を届けてくれた家人が「おまけ」に入れてくれたものだ。これに合う飲み物はコーヒー牛乳しかない。今回はコーヒー牛乳プリンが入っていた。おまけ、当たり。

 

 親父譲りであんこには目がない。先日の( 中断 /息子夫婦が小3男児、小1女児を連れて窓の下に車を停めて全員降りて声を聞かせてくれた )おまけは豆大福。これも甘さに満たされた。あんこがあれば天下無敵、とはいかないが勇気と希望は湧いてくる。きのう届けに来た家人と会えないので電話でやりとりした。

 

 メディカルハウス入所半月余りストレスがたまりすぎたのかパニクって怒った、……ゴメン!!とメールした。雨のせいで心身のだるさもあった。これから夕方に加湿器の台を持って来てくれる。晴れているから気分は大丈夫だから。

 

 

 

「♪ながめを何にたとうべき…」

  昨日のお昼ご飯は「花見弁当」だった。幕の内弁当の少し彩(いろどり)が鮮やかな感じで、目と喉がよろこんだ。食事はワクワク感があるかないかでまったく異なる。食べる箸が踊った。今年は満開の桜を見ないで終わったが、花見弁当で満足したことに。

 

 「♪はるのうららの墨田川 上り下りの船人が…、ながめを何にたとうべき」、むかしならった唱歌をつぶやいてみる。川沿いに満開の桜の下、舟から見上げる。錦のごとく咲き誇る樹々からハラハラと四月の風に舞い散る花びら。川の流れは人生だ。

 

 わたしより二歳年上のT さんはいまベトナムにいる。日本語学校のボランティア教師として働き始めたら、今回のコロナ騒動で学校が休みになった。去年の春に近くのお寺の満開桜を写真に撮りながら、「この桜を見に戻ってくるから」と約束していた。

 

 動きが取れない状態でもマイペースで楽しめるのが彼の良いところ。どの国へでも出かけて行く行動力の裏でつねに覚悟を決めている。そんな素振りはぜったい見せない。「Tさん、ベトナムの桜坂の写真を送って」と念力を送る。とにかく早く戻ってよ。

4月14日火曜午後

 朝から快晴で窓から入る日差しが眩しいのでレースのカーテンを引いて書き出した。天気が一転すれば気分も変わる。bsプレミアムで映画「卒業」をみようとしていたが用事ができてだめだった。それでサイモン&ガーファンクルを聴いた。この映画を初めてみた当時の衝撃がよみがえったが、遠い昔の記憶に過ぎなかった。

 

 S&Gの「アメリカ」が好きだ。広大な大地をバスで行く風景。かつて新宿のレコードバーでリクエストしてかけてもらった。編集長のSさん好みの店でウイスキーをゆっくり飲んだ。あの時代には想像もつかなかったコロナ悪夢が米国を襲っている。大国米国はモノの戦争には強いが、コトの戦争には対応できていない。

 

 アベノマスクはカッコ悪いと思っていたが、みんなそう感じていたようだ。小さいし、デザインが昭和30年前後のタイプだ。菅氏も二階氏も今風のマスクなのに、首相のマスクだけが昔風だ。小学生のころ風邪を引いた時のマスクだ。これが一家に2枚ずつ届くらしい。その経費が400億円とか、増す苦? 

 

  千葉のIさんからコロナ新解説がYutubeで届いた。取手のKさん、ベトナムにいる坂戸の友人Tさん、中国・大連にいる幼馴染のCちゃんあてでもある。今回はこの全員に返信した。新しいネットワークになると思う。全員、個性的で一言をもつ論客だ。Iさんはみんなからのメールをファイルして暖かい返事までくれる。goodjob!!

きょうイースター(復活のとき)

 きのう届いた荷物の中にスナップエンドウ2房と、タケノコの煮物が入っていた。エンドウは我が家玄関前の筒状ビニールの中で生長、小さな白花から結実した。小型のジャックと豆の木だ。その初収穫のおすそ分け。タケノコは茨城・つくばみらいの娘が煮物にしたものらしい。これも初物、初物は笑って食べる。春の恵み再生。

 

 北海道・積丹町の妹夫婦は春の山菜採りにうきうきする時期だ。雪から解放される希望の季節なのだ。かつて祖母もタケノコ採りの名人だった。そんな幼い頃の気憶がよみがえる。しかし今年の妹はコロナ騒ぎで少し元気がない。東京から過疎の町まで全国津々浦々、人々が生気を奪われていく。顔つきが変わってきそうだ。

 

 わが入居ハウスも面会厳禁、入居者も部屋からほとんど出てこない。晴れていれば15分でも日差しを浴びたい。太陽に向って口を開けて深呼吸したい。ガラス越しの面会をやっている老人ホームをテレビで紹介。昨日届けものに来て車に戻る家人に、二階の窓から声をかけた。彼女は孫たちの様子をつたえ、愛猫♀21歳が元気だとも。

 

 きょうはイースター。坂戸教会、高島平教会でオンライン礼拝、インターネット礼拝が行われている。感謝と祈りの共有が実行されている。イースターは復活の時である。キリスト教会ではとりわけ重視されている。いま困難な時期に一人一人が現実の厳しさに誠実に向き合う姿勢が求められている。タケノコやエンドウのように活き活きと。