2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

面人類、線人類、点人類

池袋の居酒屋「松風」でのA氏との懇談は、多くのことが話題になった。その一つが、彼がいま大学で教えている「コミュニケーション」についてであった。小生も広報マンとして40年、コミュニケーションを第一に課題として取り組んできたからだ。コミュニケーシ…

池袋「松風」でホッケ談義

知り合いの新聞記者A氏と約8年ぶりに会って、情報交換した。同年代で、彼は東京生まれ。学生時代は札幌にいたので、昔の話で盛り上がった。ひと昔前の札幌はまだ地方都市の匂いを残す街だった。ススキノスケートセンターと云っても、今の人には通じない。ニ…

進化するエキナカ

西武池袋線・練馬高野台駅の〈エキナカ〉がオープンした。昨夜の「NC9」で放映し、今朝の朝日なども紹介している。これまで主要ターミナル駅で〈エキナカ〉は発展してきた。東京駅、上野駅、大宮駅などは行ってみると、以前とは違ってかなりすっきりとした…

心臓病とせっかち

昨日の天声人語は「せっかちな人ほど心臓を患いやすい。半世紀前、米国の心臓内科医フリードマンが病院での観察をもとに唱えた説だ。外来待合室の椅子は、なぜか座面の前端ばかりすり切れる。患者の様子を探ると、名を呼ばれたらすぐ立てるよう、みんな浅く…

読売/東電会長インタビュー

今朝の読売2面に東京電力・勝俣恒久会長のインタビュー記事があり、9面に詳報が掲載されている。事故後にインタビューを受けるのは初めて、とある。明日(27日)株主総会で会長を辞任し、社友となる予定だ。発言内容は案の定「責任」と「賠償」については曖昧…

「ザンギ」の話

北海道では「鶏のから揚げ」を「ザンギ」と呼ぶが、子どもの頃はそんな呼び名は知らなかった。20年ほど前に、親の法事で帰郷したときの食事のお膳に刺身などと一緒に鶏のから揚げが入っていた。叔父や叔母が「ザンギが入っているね」と言っていたことを思い…

高齢者の胃ろうと透析の方向

今朝の朝日1面に「老年医学会、胃ろうの手順整備~人工栄養中止、医師2割経験」とある。朝日新聞と日本老年医学会の共同調査でわかった。同学会は27日、胃ろうなどの開始や中止までの手順などを盛り込んだ指針を公表する。 記事には「胃ろうは介護する側が…

ホッケ不漁で高騰

昨夜のNHK「NC9」で、なんと北海道のホッケ不漁を伝えていた。函館では昨年の60%、羅臼では同30%しか水揚げがないという。このため品不足が起きて価格が高騰している。一尾当たり200~300円も高くなって、1000円を越える値がつく高級ホッケもあるようだ…

小沢一郎と幸田露伴

小沢騒動をめぐるマスコミの過熱報道を見聞きしていたら、幸田露伴の「幸運に関する三説」を思い出した。いささか逆説的ではあるが、見事に小沢問題の本質を突いている。 露伴の「幸運に関する三説」とは、①自分に良いことがあったら幸運を周囲の人に分ける…

夏至、夜は東京39%札幌36%

「今日は夏至、昼間が最長になる。東京の日の出、日の入りから計算すると、先ほど明けた夜は9時間25分、一日の39%しかない。札幌では36%だ」(今朝の朝日・天声人語)。たしかに、夜7時ごろでも今はまだ薄暗いというより、薄明るい感じだ。6/8-1Oに札幌に行っ…

飯田橋「鳥政」にて

昨夜の台風4号は首都圏にも大きな被害を与えた。東海道、東北新幹線も強風や停電のため一時運転を見合わせた。強まる風雨を報じるテレビを、飯田橋の「鳥政(とりまさ)」でK出版社OBのU氏と見ながら懇談していた。この店はBS-TBS「吉田類の酒場放浪紀」にも…

酒もタバコもNON!の時代

今朝の朝日が「喫煙率」(2面)と「禁酒令」(15面)について報じている。「ニュースがわからん!」で、政府が喫煙率を2022年までに12%にする目標を決めたとある。2010年で19.5%だったから大幅に減少するつもりだ。他人の煙を吸わない受動喫煙も、日常的に被る人…

橋下流を考える

読売3面に「『維新に投票』近畿トップ24%~橋下人気なお勢い」と大きく報じている。読売が近畿6府県の有権者に次期衆院選の比例近畿ブロックでの投票先を聞いた結果だ。「大阪維新の会」24%「自民」20%「民主」9%で前回(3月)比「維新」横ばい「自民」+2%「…

日本酒私史

今朝の朝日新聞別刷り「GLOBE」が「日本酒サバイバル」を特集している。「日本酒の出荷量が40年前の約3分の1に落ち込んでいる。東北を中心に回復の兆しもあるが、全体の勢いは鈍い。いい日本酒を多くの人に飲んでもらうにはどうすればいいのか」との切り口で…

三つの贈り物

一昨日夜、家人が「今日郵便受けにピンクの紫陽花3本が入っていた。誰が入れたかまったく分からない」と言った。モニター画面を再生すると、やや太り気味の年配の女性が少し怪しげに?映っていた。顔が横向きになっているので判りにくいが、われわれの知り合…

紫陽花の色深し

紫陽花は律儀な花だと思う。いつの間にか葉を茂らせていて、花が開き始めるとたしかに入梅になる。昨年も一昨年も暑さが予想以上に早かったので、いまひとつ色彩に艶がなかった。だが、今年は我が家の二種類の紫陽花も華麗そのものだ。近所の家々の庭にはさ…

最古の戸籍、黄色のブイ

毎日「余録」はこう始まっている―その昔、役人を「刀筆の吏」と呼んだ。「刀筆」とは文書による記録を表す。役所の記録に木簡や竹簡を用いた昔、筆は文字を書き入れるのに、刀はそれを削るのに使ったのだ。木簡がすたれた後も、下級の官吏を指す言葉として…

「ゆとり世代」研修

読売で今日から「大人になったゆとり世代(上)」が始まった。ゆとり世代とは、2002年度実施の学習指導要領に基づく「ゆとり教育」を受けた世代である。学習内容の大幅削減、完全週5日制を行い、子どもの考えや個性を尊重する教育内容であった。この「ゆとり…

札幌編(2)

北海道新聞(デジタル版)に「YOSAKOI 観客200万人割れ 3年ぶり」とある。「YOSAKOIソーラン祭り実行委員会は11日、第21回YOSAKOIソーラン祭り(6~10日、札幌)の観客動員数が、前年比1・0%(2万700人)減の198万…

YOSAKOIソーラン一色の札幌でした!!

6/8(金)から6/10(日)まで井原水産(井原水産株式会社)の工場見学・会社説明会に参加するため、札幌に行ってきた。井原水産は数の子売り上げ日本一の会社であり、とくに関西地方では圧倒的な強さを持っている。「贈答品はヤマニ(井原水産の屋号)の数の子」と、…

石原慎太郎「おやじのせなか」

今朝の朝日教育面「おやじのせなか」に石原慎太郎・東京都知事が登場している。「蒸気機関車の窓を開けていて煤が目に入ると、目玉をパッとなめてとってくれた」、「51歳で高血圧で亡くなった親父の残した背広は少し短かったけど、学生時代、とてもありがた…

宰相の条件

「政治生命をかける」との決意を国民に示している野田首相が孤立無援にみえる。党内外の動きが首相の意を汲んだものになっていかない。発言もますます紋切り型になってきたし、本来もっていた愛嬌もまったく影を潜めている。「対小沢」、「対谷垣」の戦略と…

「櫻井千鶴子」のミステリー?!

偽名のヘルパー資格(産経ニュース) 菊地直子容疑者(40)が偽名を使ってヘルパー2級の資格を取得していたことを受け、神奈川県は4日、菊地容疑者の偽名での資格取得について実態調査を始めた。県保健福祉人材課によると、ヘルパー2級は講義や実習など計…

新たな家族・コミュニティづくり

ここ数年、朝日新聞によって「孤族」が、そして、NHKによって「無縁社会」という、現代社会を象徴する言葉が使われてきた。両者ともに、社会的に孤立した高齢の単身世帯が増加していくさまをルポして、その社会的リスクを警告してきた。人と人との関係が希薄…

野田・小沢/上田・中田

今朝の朝日は「4閣僚交代、改造へ~あすにも」と野田首相が内閣改造を行い、防衛、国交、農水、法務の4大臣を交代させる、と一面トップで報じている。野田・小沢再会談を受け、本日午後、各メディアが一斉にこのニュースを伝えている。問責決議を受けた田中…

1968~1971、のこと

今朝の「読売」文化面の「昭和時代・戦後転換期~若者たちの反乱(上)」が「全共闘運動、大学に反旗」と取り上げている。日大闘争、東大闘争を俯瞰して書いている。1968年から1969年にかけての両大学の紛争がやがて全国に広がっていく。まさしく燎原の火の…

油壺の悲劇

昨夜、日本橋人形町の焼き鳥「久助」で、K社長が語った自らの家系の悲劇が興味深かった。同氏の祖先は元々三浦半島の支配者であった三浦一族の家臣であったが、油壺の地でほぼ全滅したという。そのとき生き残った数人が逃れて、現在に至っているとのこと。そ…

昼と夜、ビールで乾杯

水天宮そばに会社があるK社長が、小生と知り合いのジャーナリストを誘って、日本橋人形町の「焼き鳥久助」に案内してくれた。K氏によれば、この店は元芸者置屋であったと言う。急な階段を二階に上がると、3席が準備されていた。我々のほかには、30代後半と思…