野田・小沢/上田・中田

  今朝の朝日は「4閣僚交代、改造へ~あすにも」と野田首相内閣改造を行い、防衛、国交、農水、法務の4大臣を交代させる、と一面トップで報じている。野田・小沢再会談を受け、本日午後、各メディアが一斉にこのニュースを伝えている。問責決議を受けた田中、前田両大臣に加えて、機密漏洩文書問題の鹿野農相、国会で競馬サイトを見ていた小川法相も交代させるとの内容だ。時事コムツイッターを覘くと、野田首相増税には極めて厳しい目が注がれている。庶民の声はどうも「小沢も、野田も同罪だ」という雰囲気だ。この時期に増税一本やりは理解できないと、首相を批判する声は多い。
 
 このような大きなニュースの中で、読売・埼玉版に見過ごせない小さな記事が掲載されている。県民の一人としては、参考になる動きだ。「上田政治塾に中田前横浜市長~知事に連携呼びかけも」と題したもので、大阪市特別顧問を務める中田宏氏が上田清司・埼玉県知事との連携について述べている。「日本に対する危機感はわれわれと同じ。上田さんは重要な存在だ」。このラブコールに対し、上田知事は「国政がどうなるかわからない。まだそこまで(考えが)いっていない」と答えをはぐらかした、とある。テレビメディア病の日和見主義者である橋下徹大阪市長一派で、これまたいい加減過ぎる中田氏のペースを拒否した上田氏の冷静な対応は賢明だ。