2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大晦日に「田中角栄」を思う

涙を流しながら読んだのは、早野透著「田中角栄」一冊だけだった。今年もそれなりに本を読んできたが、心がグラグラ揺さぶられた。田中角栄という人間の一生は、あの時代に生きる姿の典型であったからだ。幼少時から地頭は強かった。 辺境地・新潟から上京す…

あと二日―。

今年の元旦のブログに、「人は自ら思うように生き、自ら言うように生きる。前を向いて、謙虚に―と、自分にささやいている。」と書いてある。いま読み返すと、難しいことを決意したものだ。そのつもりで過ごしてきたが、「謙虚に―」がきわめて重い課題だった…

上野アメ横、ガチ本番へ

昨夕のTVニュースで上野アメ横の混雑ぶりを報じていた。とにかく大晦日夜ギリギリまで身動きが取れないほど買い物客が押しかけるだろう。病院ロビーで顔を合わせたNさんもそのリポートを見ていて、暫し歓談。「売値が千円単位なのは、おつりに手間をかけない…

「首相の誤算」?!

今朝、読売新聞を読み始めて驚いた。読んでいるのは朝日新聞ではないか、そう思ったほどだ。安倍首相の靖国神社参拝についての論調である。一面トップの見出しは「就任一年、首相『不戦の誓い』強調」と読売らしいが、下の論説コラム「編集手帳」や「社説」…

都知事候補者報道

裸の王様・猪瀬直樹氏が都庁を去るとき、見送った職員はたった60人だった。送られる方にも、送る方にも笑顔はなかった。異例である。人間の変わり身は早い。とくに役人は飛びっきりだ。栄枯盛衰を一年間で都民、国民に曝(さら)した猪瀬氏は、都政の歴史から…

「お節料理」

「おせちってなんやと思う?」、今朝の朝ドラ「ごちさそうさん」で近藤正臣演じる「師匠」が、め以子にそう問いかけた。首をかしげる彼女に「考えておいて」と師匠は言う。料理店の主人が「おせちとは願いの料理や」。一品一品に家族の健康や商売繁盛などの思…

柚子の冬至湯

「何があっても そばにいるよ 君と待っていたい 昇る朝日を 涙の河も 海へと帰る 誰の心も 雨のち晴レルヤ」―ゆずが歌う「ごちそうさん」のテーマ曲が軽い心地よさを与えてくれる。今朝も体調はまずまずのようだ。昨日は冬至であり、クリスマスのお祝いの日…

不可思議な電車の隣客

昨日午後3時前、池袋から急行で帰った。途中で横に座った女性が本をひろげた。カラーが目に入ったので少し覘いたら、「ヘルキャット」の写真と説明だった。第二次世界大戦時の米軍戦闘機で、ゼロ戦とも戦った。彼女は次ページを開いた。今度は「ワイルドキャ…

人形町・PIZZA DA BABBO

お昼は親父組7人で人形町のPIZZA DA BABBOでランチ懇親会。幹事役が案内してくれた。ピザの有名店だという。「今回、当店が『ミシュランガイド2014』の”ビブグルマン”として掲載されました」と、女子店員が帰りに話した。もちろん案内人しか知らなかった。彼…

《配偶者・親の死をストレス強度100》とした場合、

今朝の朝ドラ「ごちそうさん」は、関東大震災で大阪まで避難してきた東京の女性が絶望に打ちひしがれている場面だった。め以子の親切は拒否されている。サンマを焼く匂いで、明日から状況が変わりそうだ。そんなことはどうでも良いが、深い悲しみの淵にある…

クリスマス・イルミネーション

近所のお宅のクリスマス・イルミネーションが綺麗だ。今月に入ったらすぐに点灯したと家人が言っていた。もう20年前ぐらい前から続いているが、ますます豪華になってきた。最初は玄関周りだけであったが、今では家の前半分とフェンス全周に及んでいて、毎晩…

百田尚樹、映画「永遠の0(ゼロ)」の宣伝過剰?!

先週から百田尚樹がメディアを《乗っ取っている》。彼の名前、著書、あの顔が新聞広告、インタビュー記事、バラエティ番組にあふれるほど出ている。もちろん、21日から公開される映画「永遠の0(ゼロ)」のための宣伝活動である。主演・岡田准一などの出演…

「輪」と「偽」

京都・清水寺の森清範貫主(かんす)が揮毫した「輪」の字は太くて丸まっていた。四人の人間が集まってくつろいでいるようにもみえる。昨日、「輪」が今年の漢字に選ばれた。2位は「偽」だった。「輪」がトップの理由は2020五輪招致、プロ野球・楽天優勝など…

北海道人は寒がり―

ことしの冬からガス暖房器にした。家人と二階の息子夫婦が相談して決めた。息子のところの孫たち二人が小さいので、やけどなど危険を避けるのが第一。第二は、これまで使っていた灯油の価格が依然として高くなっている。第三は、灯油を買いに行ったり、入れ…

「大病と終活」

昨日午後、かつてのクライアントだったK社長と10年ぶりにじっくり懇談した。今年夏にも仲間4人で会ったが、お互いの踏み込んだ話はできなかった。K氏は3年前にガンの大手術をした。小生は4年前に心臓手術をした。小生が体調不良になってから年賀状の付き合い…

幻の豚・北海道古平産金華豚

シャレた「X’masの特別期間のお知らせ」が入った白い封筒を予定表に挟んでおいていた。札幌のビンテージワイン・レストラン「れざん」からしばらく前にきていた。今月22~25日まで「クリスマス限定メニュー」で営業するとのお知らせだ。北海道産の魚介、肉類…

「昭和史を書けば、死んでしまう」(司馬遼太郎)

昨日午後、NHK・ETV特集「司馬遼太郎の遺産」第1回目「歴史からの視点~日本人は何ものか~」(1996/4/1放映)の再放送を観た。司馬作品は彼の戦争観から生み出されたと深く再認識した。司馬氏がなぜ「昭和史」を書かなかったかといえば、本人は「苦しくなって…

「和食=難しいイメージ」?!

NHK朝ドラ「ごちそうさん」―今朝の場面でも、家族そろって食事をすることの大切さを強調した。このドラマは初めから、そこに価値を置いている。舞台が大阪の旧家であるのも布石なのだ。関西では日々の生活に伝統的な食文化がいまだ根付いている。「和食」が…

吉田拓郎♪「今日までそして明日から」

昨夜のBS3「吉田拓郎ヨーコソ」で再び元気をもらった。ゲストの中村雅俊がリクエストしたのが、「今日までそして明日から」だった。この曲は入院中の5年間、何回聴いたか数え切れないほど毎日聴いた。心身ともにヘナヘナになっていた時期に、必死で聴いた曲…

ミックスジュース、フルーツ牛乳

読売「時代の証言者」に桂文珍(64)が今日から登場。「なんばグランド花月(NGK)」との関わりからスタートした。昭和23年生まれだから同世代だ。吉本芸人としてやはり独自の芸風をかもし出す。語りおろしを読んでいて、ふと目が止まった。 「大阪・ミナミは懐か…

キャロライン米大使の馬車具

この時期になると必ず「ソメスサドル」からフェアの招待状が届く。北海道歌志内市に本社がある革製品の総合メーカーで、今回は東京・青山店の「アウトレット・セール」のお知らせ。女性向けのバッグが中心だ。春に来た案内状は男子ビジネスバッグだった。今は…

輸入エビ問題、魚病発生の実態

食品の偽装表示が問題になり、未だに波紋が続いている。とくに輸入エビが国産エビに化けていた。食べても分からないのだから、なおさら混乱しているのだ。その輸入エビに、深刻な問題が発生している。情報誌「エルネオス」12月号に以下の記事がある。 「輸入…