2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「埴生の宿」

「きよらかなりや秋の夜半 月はあるじ虫はとも」―童謡・唱歌「埴生の宿」(Home、Sweet Home)の一節。妹から「9月半ばオカリナの発表会があり、若い人たちといっしょに演奏します」とメール。春から通ったので半年間の成果というわけだろう。呼吸を整えるため…

「チャイナ・タウン」

映画「チャイナ・タウン」(1974年)を録画で観た。ダム建設をめぐる複雑な人間関係が織りなすサスペンスで、監督のロマン・ポランスキーがその独自色を出している。なにかなつかしい映像表現に見入ってしまった。70年代のL.A.(ロサンゼルス)。 主役のジャック…

負け惜しみ

うれしい驚きだったので記しておく。娘の息子がわが家に来ている。週末に親子で来て、娘は忙しいので日帰りした。この息子・Tは中学3年だが、身長がこの一年でぐんぐん伸びて、並んだらオレより少し高い。オレ、思わず爪先立ち。 先日までバスケットクラブで…

義兄・義姉が見舞いに来訪

きのう千葉・袖ヶ浦からH夫妻が見舞いに来てくれた。妻の姉夫婦、「お兄さん」と「お姉さん」。お兄さんは陶芸に凝っていて腕を上げた。我々夫婦と息子夫婦にコーヒ―カップをプレゼント。すでに独自の品が感じられ、深みが出てきた。 お店での食事を含め3時…

「徳栄」のコシの強さ

埼玉・花咲徳栄は「コシの強さ」で夏の甲子園を制した。恥ずかしながら、決勝戦は広島・広陵が圧勝するのでは、と。ところが流れは徳栄に大きく傾いていった。勝ちすぎるくらいだった。岩井隆監督の「したたかさ」というコメントも気に入った。 なかなかの戦…

イカの旨みは半日後

「イカやサンマなどが獲れはじめた」とTVが伝えていた。鮭を加えれば食卓が秋味で豊かになる。いまの若者は魚を食べないらしい。日本人の味覚が大きく変化したからだ。イタリアンや焼肉に慣れ切った舌に、魚の上品な旨味は不感だろう。 昨夜のおかずは餃子と…

イカの青い血

特売チラシに「北海道、東北産生するめ1杯158円(税込)」とある。近くの大手スーパーのだ。「生するめ」に頬がゆるんだ。生のするめいかを干したものがスルメだ。幼い夏の時期、いかの刺身は定番。母が細く切ったのを口一杯にほおばった。 郷里・北海道古平町…

「不幸をよそおった幸せ」

「不幸をよそおった幸せ」、小野ヨーコの言葉だ。若いころNYで苦労していたときに妹に話していたという。先日のNHK「ファミリーヒストリー」で知った。その「不幸をよそった幸せ」を信じて自分の芸術活動を続けていた。限界の中で支えた「救い」だ。 この言…

「ぱたから」カード

「ぱたから」と書いたカードが食卓のところに貼ってある。誤嚥を防ぎ、唇の筋肉を強くするために、「ぱ・た・か・ら」と声を出しながら繰り返す。「最近著しく滑舌が悪くなった」(家人)オレに練習しろとカードを作ったのだ。「ぱたから、」か!? だいたい家人…

父を想う/2017旧盆

かつての知人0さんが「怠け者の節供(せっく)働き」とつぶやいていた。怠け者は人々が休むお正月やお盆にだけ張り切って働く、そんな意味だ。Oさんは銀座のクラブ活動に忙しく、普段は居眠り状態。それが一転した。周り一同は苦笑。 きょう17日は父親の月命日…

「こんなところに入れやがって」

退院して10日、通院しながら自宅で休養、朝夕リハビリを継続。もっとも困難なのは立ち上がり動作。一ヶ月半におよぶ入院生活で腿筋肉が落ちていた。とくに前半のICUでの2週間は寝たきりですべてを看護師、ヘルパーさんがやってくれた。 7月8日新築の東病棟3…

佐藤愛子さんと「孤高の人」

佐藤愛子さんが朝日新聞で「語る・人生の贈りもの」を連載しはじめた。この人は好きだ。詩人・吉田一穂(よしだ・いっすい)を高く評価しているから。父親は佐藤紅緑、異母兄がサトウハチロー。93歳の現在もベストセラーを出すなど元気だ。 かなり昔、読売新聞…

髪切ってもらった

昨日夕方実に久しぶりに髪をきった。アタマが軽くなった。四月末から理髪店に行きたいと思っていたが、体調が悪くて延ばし延ばしてきた。一ヵ月半の入院から退院・自宅療養になったのは今月5日のことだ。現在、リハビリと格闘中。 カットしてくれたのは妻の…