2018-01-01から1年間の記事一覧

2018年12月31日

4月に中国・大連に住む幼馴染のCちゃんが埼玉・坂戸まで来てくれた。夕食をとりながられ二時間の再会を楽しんだ。グリーンランドのオーロラ、アルゼンチンの蟹、大蓮の奥様と自宅・・・。話題は尽きることなく続き、涙の握手をして別れた。Cちゃんに今晩遅くメ…

「亡きあとの世界にプレゼント」

「佐治恵子さんは1946年に生まれた団塊の世代だ」、けさの朝日12面「ザ・コラム」(秋山訓子・編集委員)の書き出し。佐治さんは夫を亡くした2008年ごろからNPOに寄付を始めた。「次世代になにか残せないかなと思って」(佐治さん)。 佐治さんは新入社した会社の…

わが家の「北海道物産展」

いま北海道から「新巻き鮭」が届いた。大きくて立派な鮭で、積丹町の妹夫婦からのお歳暮。年末恒例の品だが、「今年は古平では不漁で、父さん(義弟)が余市産の品を準備してくれた」のだと妹。今までなかったことだとつぶやいていた。 きのう札幌の妹から北海…

イカボールから揚げ

まだ酒を飲んでいたころ、つまみはまずタコのから揚げを頼んだ。タコの旨みに油のコクでビールがすすんだ。この旨味はイカも同様。元気の素・タウリンが共通している。きのう夕飯は手づくりのイカボールから揚げだった。 忘年会シーズン真っ只中だが、もう5…

詩人 エミリー・ディキンスン

けさの朝日「折々のことば」は16世紀の米国詩人・エミリー・デッキンスン。「夏の日をくり返すことができる者は、夏よりも偉大だ」。鷲田清一は「老いて人はその盛りを懐かしむだけでなく、その蜜汁をより濃く、より深く味わいなおす」と述べる。 この女流詩…

師走半(なか)ば

おとといは母の命日だった。前夜10時過ぎ弟から小樽の病院に運ばれて危ないと電話。朝早く家族4人でオリオン座の下を駅まで小走りした。羽田に着いたら「ダメだ。家に連れて行く」との連絡。身体が脱力したが「よーし」と声を出した。 過去の記憶はしだいに…

「アドベント(待降節)」

体調60%で今週がスタート。この2週間に6回点滴治療を受けてようやく身体に力が入るようになった。先週金曜日に主治医が回診のとき「寒くなってきつくなりそうなら早めに入院させますから」と告げた。厳しい冬を乗り越える、最大の課題。 「しっかり食べてし…

「♪あれからニシンは、オンボロロ」

寒かった昨日、夜は三平汁だった。家人が「糠(ぬか)ニシンがもう一尾あるから」と言って朝から塩抜きした。まだ残る塩味に糠ニシンのコクが加わり、昔の味を思い出させた。ジャガイモ、大根、白菜など野菜の甘さも鍋出汁に混じっていた。 札幌の妹のメールに…

略称は「高輪ゲート」か?

「高輪ゲートウェイ」に決まった山手線の新駅名をめぐって評価が分かれている。この決定はJR東日本の広報戦略勝ちだ。賛否両論を説明するたびに「高輪」と「ゲートウェイ」の意味を説明できるからだ。その意味では図太い駅名をつけたものだ。 田町駅から品川…

ポケベル、もういや!

ポケベルサービスが来年9月で終わる。今朝の「天声人語」も“スマホの先取り”だったと書いている。ポケベルと聞くだけでもう嫌だ。40代初めの2年弱、社長とのホットラインで持たされた。ベルトにセットしていたが、心身拘束の荒縄だった。 楽しく遊んでいると…

心はサツマイモ

きのう積丹町の妹からメール。「Tちゃんがいま顔を出したので、もらったサツマイモを茹でて渡した。元気だった」。弟・Tが週末に古平の実家に帰ってきて、また仕事先の岩内町にもどった。サツマイモを受け取った弟は「いったん父母の仏壇に供えてからそれを…

「おーい! オレだ、元気か?」、弟に電話した。久しぶりに声が聞きたかった。「おおっ、大丈夫だ。アニこそ倒れるなよ」。「分かった」。 「こっちは(吹雪が)吹いているよ」。弟はニ歳下。今も電気工事士として強風の日本海に臨む町で働いている。「じゃーな…

70年大阪万博と女性活躍

2025年大阪万博が決まった。1970年大阪万博は札幌にいて観ていない。テレビで会場にあふれる熱気を想像していた。71年に北海道から上京・就職した大手国際PR会社には万博の余韻が残っていた。万博関係者が幅を利かせていた。 最初の上司もその一人で、ビジネ…

「ベニスの商人」

ゴーン・日産会長の失脚は今年のビッグニュースになる。もうすぐ日産臨時取締役会で解任が決まる。この衝撃的な出来事を「本能寺の変」にたとえ、ゴーン氏を織田信長、西川社長を明智光秀にたとえたクーデター説が語られている。 では山崎の戦いで光秀を破り…

柿の実

近所のお宅の柿の木がたくさんの実をつけている。Tさんは見上げて微笑みながら「よく生(な)っているね」、「柿 好き?」と聞いたら、「大好きなんだ」。ランチの帰りに先日娘家族が来たとき紙袋一杯持ってきていたのを数個おすそ分け。 知人が紹介してくれた…

お稲荷さん

「お昼はお稲荷さんが冷蔵庫にある」(家人)。一ヶ月に一回は食べている。スーパーの稲荷だが、皮の甘さが舌に合う。食べながら、幼いころ、母の手づくり稲荷にはそぼろ(でんぶ)と千切りの紅生姜が乗っかっていた。遠足、運動・・・。 立ち食い蕎麦屋でい…

サツマイモ届くから

「サツマイモ、土曜日に着くって」、家人が言った。積丹町の妹に毎年とどけている。メールしたら「楽しみ楽しみ嬉しい」と返信があった。「子どものころよく食べましたね」とも書いてあった。食べものには思い出ビタミンが含まれている。 積丹町でもサツマイ…

「あっ、妹のKだ」

きのう夕方、TVニュースで北海道が強風だと伝え、列車トラブルで札幌駅改札口の模様が映った。「あっ、Kだ!!」、画面左側にみえた女性はあきらかに札幌の妹だった。一秒ほどの映像だが、自分の勘で間違いないと思った。 「きょう駅に行った?」とメールしたら…

流行語大賞は?

昼前来られたリハビリ先生と「今年の流行語、どれが選ばれるか!!」。あおり運転、悪質タックルなど30語が「流行語大賞」候補として発表された。年間大賞とトップ10は12月3日に発表される。一部知らない言葉もあるが選ぶのはなかなか困難。 「スーパーボラン…

札幌・百合が原公園 with A先生

いまA先生に会いたい。自分が半分“うつ状態”の時、まずA先生にお会いしたい。大学時代の恩師でさまざまな場面でお世話になった。と書けば、恩師などと余計なことを言ってと叱られる。そんなストレートなへそ曲がり先生だった。 研究室に出入りして、影響を受…

東京ふるさと会の季節

わたしの故郷・北海道古平(ふるびら)町が150周年記念式を行った。日本海に面した漁業の町。明治2年(1969年)に幕府直轄だったニシン漁・古平場所が北海道開拓使古平出張所となった。以後も古平町一町で古平郡をなしてきた。 広報誌(10月)に紹介されている。わ…

岩海苔の味噌汁

Tさんが迎えに来てくれてランチに。「『天狗』に行きませんか?」のmy提案に、Tさんが「いいよ」、若葉駅前通りの居酒屋に向った。“岩海苔の味噌汁”が目的だ。先日Mくんとのランチで5、6年ぶりに行った。そのとき岩海苔の味噌汁にヤラレ、、、た。 かつて故郷…

「ジンギスカン食いたい」

きのう昼過ぎ、「ジンギスカン食いたい」と要望した。突然思いついたので自分でも驚いた。「タレ付け、タレ漬け?」、「漬け!」。夜の食卓に出たのは北海道・長沼町産タレ漬けラム肉と野菜だった。この独自タレは味も香りも濃厚で口に合った。 ジンキスカンの…

食事はよく噛んで

夕食後テレビを見ながら居眠りしてたら、「一人で食事する時は鏡を見ながら・・・」と聞こえてきた。悪い姿勢で早食いすると胃に悪い。そんな話だった。入院していた時その悪癖を直そうとゆっくり噛む習慣づけを試みていた。 70代男4人部屋だったが他の3人はカ…

「積丹ジャガ」

子どものころわが家の畑は小山の中腹にあった。横の大きな畑は母の実家・隣の家のものだった。畑は女衆の仕事で、母はいつも祖母(母の母親)、叔母とジャガイモ、カボチャ、大根などを作っていた。食べる分の種まきの春、収穫の秋。 そのときは子どもたちも…

「来年、年男ですよ」

「次の予約は二ヵ月後の12月21日です」。2ヵ月に一度診てもらう外来でそう告げられた。予約票を見ながら「もろ年末じゃん」とつぶやいた。一日は長いけど一年は短い。今回は「とくに変化なしです」との診断で、一息吐いた。 看護師さんが「来年の干支はイノ…

さようなら、スタンカ投手

元南海ホークスで活躍したジョー・スタンカ投手が亡くなった。昼ごろにネットで見ていたが、パリーグCS西武vsソフトバンクの途中でBSニュースでも報じた。おぉ、スタンカ、お疲れさまでした。野球好きの小学~中学時代、巨人軍の宿敵だった。 当時ホークスは…

秋、桜咲く

九州から札幌まで全国各地で季節はずれの桜が咲いている。目黒川沿いのソメイヨシノの桜並木にいくつもの白い花弁が開いていた。TVニュースで知った。台風や塩害で葉が落ちたのが原因らしい。“狂い咲き”とは言わないだろうね。 わが家の門扉横のアジサイも一…

日本敗戦の真相

二冊の“日本敗戦記”を併読中。「日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実」(吉田裕著、中公新書)と「敗戦真相記―予告されていた平成日本の没落」(永野護、バジリコ)。大東亜戦争で無惨に叩きのめされた日本の内実を明らかにしている。いずれも高校同級生・I君の…

食材豊穣の季節

日ごとに落陽が早まる今は、食材豊穣の季節。この数日間に郷里の弟妹から余市りんご(つがる)、甘エビ・秋イカなど、M先生ご夫妻から栗まで届いた。猛暑疲れ気味の心身にいちばんうれしい贈り物だ。たっぷり食べてきびしい冬に備える。 余市りんごは同町梅川…