さようなら、スタンカ投手

  元南海ホークスで活躍したジョー・スタンカ投手が亡くなった。昼ごろにネットで見ていたが、パリーグCS西武vsソフトバンクの途中でBSニュースでも報じた。おぉ、スタンカ、お疲れさまでした。野球好きの小学~中学時代、巨人軍の宿敵だった。
 
 当時ホークスは名将・鶴岡監督のもと杉浦投手、野村捕手バッテリーを中心に巨人軍と日本シリーズを競い合っていた。大リーグから南海に入団したスタンカは2
m近い巨漢だった。巨人のバッターの前に真っ向から立ちはだかった。
 
 マスコミは“鬼”に例えた。そのころスクラップ帳を作っていた。スタンカのときは巨人軍は敗退した、そんな記憶だ。大リーガー外国人選手のさきがけ。敵ながらなかなかやるなあと認めざるを得なかった。体も投球も仰ぐ迫力だった。
 
 巨人軍にハワイ出身の宮本外野手がいて、5番打者だった。父が小樽から宮本選手のサイン入りバットを買ってきてくれた。Endy(エンディ)と書いてあった。その黒バットはいつもピカピカに磨いて寝た。プロ野球命(いのち)の日々だった。