2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

OLのオヤジ化

「男より なでしこ優秀 オフィスでも」―2012年の「シティOL川柳大賞」だという。女性向け無料情報紙「シティリビング」が実施する。朝日・社会面に「昔、腰かけ 今、命がけ 花のOL半世紀」とあり、「『花のOL』といわれた優雅な時代は、今は昔のようだ」と振…

「田中角栄」読了

早野透著「田中角栄」を読了した。やはり一人の男の人生はかなり長いものだと感じた。新潟の貧村に生まれて東京をめざし、上野駅についてタクシーに乗ったら「雲助」だった。土方をやったあと、保険雑誌記者になり、そのあと貿易商の会社に入る。この間に何…

「業界紙時代の藤沢周平」

藤沢周平・徳永文一著「甘味辛味~業界紙時代の藤沢周平」(文春文庫)を読了。「田中角栄」(早野透著、中公新書)と併読していたが、薄い分はやく読み終わった。「角栄」もあと50ページだ。 この「甘味辛味」は藤沢周平が足掛け15年間在籍した日本食品経済社…

小樽漁港でニシン「群来(くき)る」

昨夜北海道新聞web版を眺めていたら、春の兆しを告げるニュースが目に入ってきた。 群来 命の白い帯 小樽祝津漁港に 今年初 ~漁港内の海面を乳白色に染めた群来=24日午後2時ごろ 【小樽】小樽市祝津漁港で24日、ニシンの群れが産卵のため来遊する「群…

「幸せ見本」のミッション

毎日新聞金曜日の夕刊コラム「晴れのちちょっとヒマ」を楽しみに読んでいる。筆者は網谷隆司郎編集委員。ベテラン記者で、雑誌編集者としての経験も豊富なので視覚が広く、深い。昨日のコラムから―。 『ここ数年、「幸せを感じない日本人」が話題になってい…

映画「レ・ミゼラブル」

昨日午後、有楽町マリオンで「レ・ミゼラブル」を観た。ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作にして、世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルの映画化。映画館に入ったのは、夕方の約束まで時間が大幅に空いたのと、体が疲れていたのでも…

「OHガッツ」と「馬頭高校のモロコ養殖」が年度賞~水産ジャーナリストの会

昨夕、「水産ジャーナリストの会」(岸康彦会長)定期総会に出席した。N事務局長がかねて出席を呼びかけてくれていた。昨年、7月に同会で井原水産・井原慶児社長が講演を行った際にお世話になった。マスコミ農水担当論説委員、同OB、水産業界担当記者などで構…

早野透著「田中角栄」

土曜日の夜から早野透著「田中角栄」(中公新書)を半ば涙ながらに読んでいる。まだ半分手前で、出自から越山会の組織化までのところだ。今夜から、田中角栄は岸改造内閣で郵政大臣として入閣していく。ここから権力のトップに向かって疾走を始める。先日、政…

「老人漂流社会」

昨夜の「NHKスペシャル」で「老人漂流社会、終(つい)の住処(すみか)はどこに」が放映された。NHKは昨年から「無縁社会」をキーワードに何本かの特番を製作してきた。自分も2、3回は観てきた。今回の番組もその延長上にあり、ドキュメンタリーを通して悲…

「貪欲に社会に入っていけば、得るものは多い」

読売・解説面で生活経済学者の暉峻淑子(てるおか・いつこ)氏がインタビューに答えている。「社会参加が生む豊かさ」を強調していて、そのためには「貪欲に人と関わる」ことが必要だと述べている。聞き手は、尾崎真理子編集委員。 ―先の総選挙の投票率は戦後…

「それぞれの人生」

昨夜は昔お世話になったN社長の通夜に参列した。芝・増上寺で社葬として執り行われた。多くの参列者が来場して列をなして焼香した。一流企業や大手マスコミの各社社長からの供花札が並んでいた。そのあとの軽い食事のときに、元同僚やクライアント、プレス…

アルジェリアからの連想

アルジェリア・イナメナスで16日朝、天然ガス関連施設がイスラム武装勢力に襲撃され、日本人を含む複数の外国人が拘束されている。イナメナスはアルジェリア南東部にあり、リビア国境に近い所だ。早期に安全な釈放を望む。アルジェリアは昔から地政学的にも…

「アベデュケーション」

「アベノミクス」の次は、「アベデュケーション」だという。教育再生実行会議の発足を受けて、朝日社会面が「『アベデュケーション』始動」と見出しをつけている。ツイッターでは一部ですでにこの言葉が使われ始めている。「教育は日本国の最重要課題」とす…

ドカ雪の成人式

今朝の「産経抄」は次のように終わっている―▼「あゝけれども今朝は新らしく 私は昨日の私でない。つめたい雪におののき 思ひさとく私は微笑む 黒い顔のまつ毛もまぶしく」。雪国生まれの文学者の一人、伊藤整が二十歳ごろに書いた詩「雪の来る朝」の一節だ。…

山中伸弥教授のユーモア

昔、父から「いい振り、こくな」と厳しく言われていた。「真面目なことを、くそ真面目な顔をして言うな」とも怒られた。今考えると、「傲慢になるな。上から目線で相手に話すな」ということだろう。それを繰り返し注意されるほど、子どものころの自分は格好…

自分にとって「一つの時代が終わった!」

今朝、元の会社の同僚から「N社長が亡くなった」との連絡を受けた。同僚とは昨年11月に10年ぶりに再会して喜びの杯を交わしていた。彼からお通夜と告別式の予定を教えてもらった。今朝の読売経済面の訃報に出ていることも。N氏は73歳だった。数年前から体調…

握りの弱さでモノを落とす

先日、懇談していたジャーナリストが興味深い話をした。新年賀詞交換会に出ているとマスコミ各社OBの大先輩たちと一緒になることが多い。これら先輩たちはワイングラスで飲んでいる場合、うっかり落としてしまうケースが多々あるという。グラスの細い脚の部…

酒の流行りも繰り返す

朝日経済面に「ハイボールの次は…サントリー、水割り・ロック『濃い味』提案」とある。炭酸水で割る「ハイボール」のブームが一段落したために、より濃い味で打って出るそうだ。今年は水割りやハイボールもロックグラスで飲む習慣を浸透させていくとのこと。…

ジャーナリストの好奇心に感服!!

昨夕会ったジャーナリスト・K氏から「湘南ガトーアベニュー 葦」の焼き菓子・湘南チーズパイをプレゼントされた。洒落たラッピングで開ける前から期待をもたせるものだ。同社は神奈川・平塚で、湘南地域に11店舗を持つ洋菓子店の老舗。ご贈答用のお菓子とし…

日本酒「北海熊ころり」

読売朝刊「語る―日本再生」に「『國酒』世界に売り込め」とある。はせがわ酒店社長・長谷川浩一氏がインタビューに答えている。12、13年前から世界に目を向け、全国各地の小さな蔵元から良質な日本酒を販売させてもらってきた。そう語っている。「日本酒は…

巨大ダイオウイカの眼の怖さ

巨大ダイオウイカの泳ぐ映像に驚いた。昨夜のNHKニュースで、国立科学博物館・窪寺恒己博士が高感度ハイビジョンカメラで撮影したものを一部放映した。映像は世界で初めて。撮影されたダイオウイカは約3メートルだ。大きさは触腕という一部の足が切れていた…

「死に甲斐」

少し年上の友人から来た年賀状には、次の引用があった。 「生きる者に生甲斐があるように、死に逝く者にも死に甲斐があるはず。国や子孫の行末を頼むと。遺った者はそれに応えていかなければならない」 被災地の男性が述べたもの。友人は「昨年出会った感動…

「江戸の恩を長崎で返す」

今年の友人たちの年賀状に何人かが「アクティブシニア」、「元気なシニア」という言葉を使っていた。われわれ団塊の世代の特徴は人数が多い、情報感度が高い、学歴が高いなどだ。1947(昭和22)年から49(同24)年に生まれた700万人のことだ。団塊世代はこれま…

故郷・古平の回想

昨夜、叔父と叔母に電話で新年の挨拶をした。故郷・古平に住んでいて、83歳と75歳になった。一年ぶりに声を聞いたが、二人ともまだ十分に現役だった。母の弟と妹だ。二人には、小さいときから兄弟のように面倒を見てもらった。母の実家が隣家だったせいで、…

ロシア産特大ボタンエビ、毛ガニで新年は始まった!!

2013年元旦に届いた年賀状の多くには「今年はいろいろなものが大きく変化しそうですね」とある。期待と不安が交錯している。時代の変わり目は次の日激変するのではなく、我々が何気なく変だなと感じている間に実は通り過ぎているのだ。みんなが落ち着いて生…

「人は思うように生き、言うように生きる」

昨日午後、BSジャパンで放映した「壬生義士伝」を観て、まだ少し残っていた涙を流した。この映画は3回目だが、観るたびに新しい発見がある。原作者・浅田次郎の掘り下げが念入りに行われているためだろう。終わったら、ちょうど日が暮れていった。夜は中国で…