「人は思うように生き、言うように生きる」

 昨日午後、BSジャパンで放映した「壬生義士伝」を観て、まだ少し残っていた涙を流した。この映画は3回目だが、観るたびに新しい発見がある。原作者・浅田次郎の掘り下げが念入りに行われているためだろう。終わったら、ちょうど日が暮れていった。夜は中国で仕事に励んでいる二人の友人に、楽天グリーティングカードで音楽つきの年賀状が今朝着信するよう予約した。夜の食事は海老天蕎麦と分厚い豚肉ステーキで、ボリュームがあった。ありがとう、2012年の日々!!
 
 我が家では小生の体重管理のため、元旦でも朝食はいつもどおりパン食だ。パン2枚と野菜サラダにした。お昼はこれから雑煮をいただく。夜は娘の家族が来るので、家族全員そろって恒例の手巻き寿司・おせち料理を食べる。家人が昨日から準備をしてきた。全員、これを楽しみに一年間一生懸命に働く。去年から全員働くの中に7年ぶりに自分も入った。仕事をすることは容易いことではないが、緊張感の中に生きるという現実は貴重だ。困難を打開していく心と体が必要になる。
 
 第一に健康維持だ。通院しながらも、今日を精一杯生きる。そう自分に言い聞かせる。第二は、「うそいふな。ものほしがるな。からだだわるな」。昨年も書いたが、橘曙覧(たちばなのあけみ)の言葉だ。「だわるな」は福井の方言で「だらけるな」の意味。第三は、今年2月22日に会社が25周年を迎える。この長くて短い間、会社は自分のすべてであった。ささやかにかみ締める時としたい。人は自ら思うように生き、自ら言うように生きる。前を向いて、謙虚に―と、自分にささやいている。