アルジェリアからの連想
アルジェリア・イナメナスで16日朝、天然ガス関連施設がイスラム武装勢力に襲撃され、日本人を含む複数の外国人が拘束されている。イナメナスはアルジェリア南東部にあり、リビア国境に近い所だ。早期に安全な釈放を望む。アルジェリアは昔から地政学的にも石油関連でも混沌とした地域であり、内戦状態が続いた時期もあった。自分はその国の実情をほとんど知らない。昨夜、何人かの中東専門家の解説を聞いていたが、まだ分からない。
昔、大手土木建設会社から中途採用で入社したA氏が宴席でいつも「カスバの女」を歌った。自己主張の強い男で、かつ理屈っぽかったので、まったくソリが合わなかった。すこし年上だったが、小生のグループにも一時いた。急に姿を消して退社した。しばらくして封筒が盛り上がった彼からの手紙が自宅に届いた。さっと読んだら「君は人間として未熟だ。年上の自分の気持ちを踏みにじった」と執拗に書き綴っていた。手紙は焼いた。
それ以来、「カスバの女」を聞くたびに苦い唾を飲んだ。若いときの話だ。「ここは地の果て アルジェリア」。エト邦枝(くにえだ)が昭和30年に歌った。その後、沢たまき、緑川アコ、ちあきなおみなどがカバーしてヒットした。