酒の流行りも繰り返す

 朝日経済面に「ハイボールの次は…サントリー、水割り・ロック『濃い味』提案」とある。炭酸水で割る「ハイボール」のブームが一段落したために、より濃い味で打って出るそうだ。今年は水割りやハイボールもロックグラスで飲む習慣を浸透させていくとのこと。
 
 この記事を読んでいて、「この道はいつか来た道…」との感を抱いた。学生時代はハイボールに憧れ、社会人になってからは水割りの世界に入り浸った。その後、友人が新橋でワンショットバーを開いて、いろいろなウイスキーのロックの味に酔いしれたものだ。この間45年の歳月が酒とともに流れた。
 
 先日北海道・余市の話が出て、ニッカウヰスキーのニッカ会館にまた行こうと盛り上がった。ニッカも主力ブランド「竹鶴12年」で小容量の500mlを売り出している。従来の700mlは初心者にとってはハードルが高いと考えたからだという。
 
 同社広報担当が「本格的なウイスキーの世界を、自宅で自分のペースで楽しんでほしい」とコメント。いまの若者はそうなのか?? そんな酒の楽しみ方は枯れたジジイが行き着く境地だろうに…。団塊の世代は各自ウイスキーにまつわる武勇伝には事欠かないはずだ。(バカ者だったけど!!)