お稲荷さん

 「お昼はお稲荷さんが冷蔵庫にある」(家人)。一ヶ月に一回は食べている。スーパーの稲荷だが、皮の甘さが舌に合う。食べながら、幼いころ、母の手づくり稲荷にはそぼろ(でんぶ)と千切りの紅生姜が乗っかっていた。遠足、運動・・・。
 
 立ち食い蕎麦屋でいつも天ぷら蕎麦とお稲荷さんニ個を頼んだ。池袋駅前と西武線新宿駅近くの富士そばがお気に入りだった。かつて川越駅下りホームの立ち食い店は20分ほどで帰宅するのに鰹節出汁の匂いに負けた。稲荷二個は食べ過ぎ。
 
 愛知・豊川稲荷のお稲荷さんは企業取材で行ったとき、迷うほど多くの店が並んでいた。角の店に入ったら人気店だった。味が濃いお稲荷さんでいつもと違っていた。豊川が稲荷寿司の発祥地だと聞いた。昔その界隈には女狐が多かったの?