「自選大岡信詩集」

 お昼、Tさんと床屋さん行ったあとランチ。まるひろ坂戸店・アンデルセンのゆったりスペースでパンとコーヒー。中国・西安の話はいつ聞いても面白い。3年間も生活してきたので、現場感覚が染み出ている。ある博物館に入ろうとしたら、警備員から「日本人だろうって、パスポートを求められてコピーされた」とか。こんな一言でも、なぜ日本人と思ったか、と可笑しい。中国人的に見えないこともないが!?(ヒミツ)
 
 朝日新聞35面に「大岡信さん 詩人の魅力」の記事がある。85歳になり、闘病中だ。今年4月に「自選大岡信詩集」(岩波文庫)を出した。車椅子姿で奥様に付き添われている写真にはさまざまな思いが湧いてくる。学生時代に彼の詩と出合った時の衝撃はいまもそのまま続いている。上京した23歳の夏、大岡信講演会を新聞で見つけて出かけた。上気している自分。彼の詩論は切れるようだった。