両手親指の傷

この数日、両手の親指先がジーンと痛かった。右の親指は爪の中央部分の先、左手は爪の右端から割れ目が入った。3ミリほどの短い傷のわりに痛みが鋭い。看護師さんに見てもらったら、「切れてできた傷です。消毒して薬をつけてテープを巻いておきます」。気分的に痛みが少し緩和したように感じた。
 
「久末さん、爪の切りすぎです。そんなギリギリまで切らないで、もう少し長めに切って。爪が皮膚を護ることもありますから」とアドバイスされた。昔から爪は短いほうが良いと信じていてマメに切っていた。ひび割れかと思っていたら、切り傷とは? いつ切ったのかまったく記憶がなかった。料理の時は切ってないし。
 
昨日夜、薬を飲むのに錠剤を包装から押し出すときに、包装の角がちょうど右指の傷に当たった。分かった!! この薬の硬い包装の角が、乾燥している指の皮膚に刺さって切れたのだ。皮膚が若くて滑らかなら大丈夫なのに、加齢で角質化した上に乾燥で傷つきやすくなっていたのだ。そこに鋭い角が突き刺さった。
 
 以前、何かの拍子に紙で指を切った時の鋭い痛みと同じ種類の痛みだ。たかが指の痛みというなかれ、両親指に傷だとすべての手作業に支障をきたす。掴みにくい、持ちにくい、回しにくい。お父さん指(医学的には母指)って真に大事なことを再認識した。午後、晴れてきたので、外に出て日差しで乾かしたら傷口が狭まった。