介護施設職員のストレス、悩み

「介護の仕事のストレスや不満があった」と、殺人容疑で逮捕された元職員が動機を話した。川崎の有料老人ホームで高齢男女3人が相次いで転落死した事件が連日大きく取り上げられている。同時に、介護現場の現状や困難をどのように克服していくかという報道も見られる
 
昨夜、NHK6:10「首都圏ネット」、9:00「ニュースウォッチ9」でも「安心できる介護施設、職員が働きやすい環境づくり」が始まっていると報じた。その一例として「川越キングスガーデン」での悩みを話し合い、ストレス解消をめざす活動を紹介。スタッフミーティングで「トイレや入歯を拒否された場合は…」、「無理に行わないで、優しく大きな声で伝えて納得してから行う」など。一人で悩まず仲間との情報共有が基本。
 
施設長が「職員が自分たちも人間として弱みがあることを自覚することが大事だ。弱いところは交代したり、補い合えば良い。それができるのが、施設としての強みになる」と話していた。スタッフがそれぞれオープンに入居者、仲間とコミュニケーションを重ねていくことが重要だと。これまでの経険と工夫・改善の姿勢が伺えた。
 
介護現場ではたらいている職員も生身の人間だから、日々の苦労やストレスは当然ある。それらを孤立して抱え込まないで、仲間に伝えながら共有していけば、仕事の質も個人の取り組み意欲もレベルアップしていく。このスタッフミーティングには家人も加わっていた。この施設で働いている姿を初めてみた。真険にメモを取りながら発言していた。