生ウニが明日とどく

 テレ東が昨夜、「孤独のグルメ・東北SP」を放映した。あの主人公が仙台、女川で珠玉の味に出会い、食の新境地を開く。仙台の牛タン定食とテール焼き、女川の海鮮五色丼とアナゴの天ぷらを食い尽くした。殻ウニも追加注文した。黒くて針が長いムラサキウニだった。
 
 三陸のウニが北海道日本海側のウニと味が少し違うように感じるのは気のせいか。海流の違い、海草の違い?? どちらも贅沢食材で幸せをもたらすのは一緒だ。茶色で針が短いバフンウニ(ガンゼ)の甘味は、ムラサキウニ(ノナ)に比べて濃厚だ。その日の舌気分で好みが異なる。
 
 積丹町の妹から昨夜、「生ウニ送ったから、あさって着く」と連絡あり。「今年はウニの成育が良くて、父さんが買ってきたから」。父さん(義弟)はうに養殖の専門家だ。昨年は色が悪く不漁で送ってこなかったが、帰郷したときに生はもちろんウニ汁などいろいろな食べ方でたっぷり味わった。
 
 ウニの美味しさは今が最高潮だ。時期が早ければアッサリ気味だが、お盆に入ると熟し過ぎる。子どものころから舌が覚えているし、義弟もそう言っていた。さすが最高の時期に食べさせてくれる配慮だ。届いたら口の中を生ウニで満たして数秒間、目を閉じようかな!!