ゲバラの言葉

昨日午後と夜に観たNHKBS映像の世紀」のラストシーンはチェ・ゲバラの言葉で終わった。「自分のいかがわしさを乗越えて一歩でも前に進む」、そんな意味だった。己が最大の敵なのだ。自分にはそこまでの覚悟はない。
 
歴史が映像で残り、アーカイブスとして蓄積されていく。しかし、これらの映像もまた歴史の一側面でしかない。そのことに気がつかないと見方が硬直化してしまう。きょうの多くのニュースからも歴史が選ばれていく。
 
昨夜遅く娘親子が圏央道で来た。中二の成長が始まり、160cmを越えてきた。この親子にも現在と未来が与えられている。自分には祈ることしかできない。教会で言葉を交わした60歳過ぎの牧師志望者は午後茨城の実家に戻った。
 
数え切れない人々が圏央道を通って往来する。道は喜怒哀楽の流れる集積池なのだ。未来とはなんだろうか。ゲバラの言う厳しい覚悟はもちろんないが、「自分のいかがわしさを乗越えて一歩でも前に進む」ことを願うだけだ。