「ファミリーヒストリー」終わる

 NHKファミリーヒストリー」が終わった。半分くらいの回数を見たが、調査力と構成力はかなり高いものであった。例えば新浪剛史(サントリー社長)・博士(埼玉医大心臓外科医)兄弟のときは、自分もおもわず涙がこぼれた。 
 約6年前に新浪博士教授が小生の心臓手術を執刀してくれた。その前に2回の説明を受けたが、ふつうの人より10倍リスクが高いと告げられた。「ぜひお願いします」と伝えたら、背筋を正して「最善を尽くします」。 
 この兄弟の時になぜ自分が泣いたか。父母、祖父母がものすごく苦労してきたうえに二人の現在の活躍がある。そのことが直感的に理解できたからだ。親の苦労と自らの成功の落差に驚く兄と弟の姿が印象深かった。