トランプ、滅びの兆しか

   広報担当者は組織トップの耳であり、口である。トランプ米大統領の広報担当体制が大きく変わるようだ。広報部長が辞任し、報道官も辞めるのではないかといわれている。広報体制が正しく機能しなければ、その組織は崩壊していく。
広報活動は社会の空気(酸素)をトップに伝え、正しい対応を提案する。広報のアンテナを正しく認知しないトップは裸の王様になる。広報担当者はメディアの生の声を受け止めなければならない。メディアの厳しい部分は庶民の真に知りたいことだ。
 トランプは記者会見をおこなわず、ツイッターで自分の都合だけで語る。質疑応答の議論に答えられない点もあるが、政策の意味を出し切らなければ、狼少年は狼老人になり孤独死する。トランプ政権の綻びは早いとの兆しではないのか。