月下美人開花

 月下美人が咲いた。昨夜一輪、今晩も二輪の白い花が開くだろう。かつて高坂ののフォトグラファーTさんがもってきてくれた。当時は十個を越える花が開き、香りが自宅の前横の空間を満たしてくれた。一晩だけ開く不思議さを毎年思う。
 札幌の妹に写メールしておいたら、「きょうは落語を聴いてきました」と返事。定年後の趣味のひとつにしているという。高座に出かけるのは精神衛生上たいへん良いことだ。昔、林家木久扇が初代木久蔵で真打になったとき、新宿末広で聴いた。
 電話が鳴り、M先生が東松山の栗林からの帰り、栗を届けてくれた。毎年恒例のプレゼントだ。今年のデキは「数は少ないが大粒」だと。相当美味しいと期待できる。若い頃は友人たちを誘って栗拾いBBQを楽しんだ。焼きサンマも旨かった。
 今朝「運動会、行く?」と家人が言った。好天なので付添われて1時間ほど坂戸保育園で見学。6歳、4歳の兄妹がまじめな顔で走ったり、演技した。もう社会で生きているんだなぁ。少し疲れたけど、今夜また月下美人が優雅に癒してくれる。