「大統領の陰謀」

NHKBS3で映画「大統領の陰謀」(1976年)を観た。この映画は4、5回目だがやっぱり迫力がある。それにしても取材のあの執拗さは見習うべきものがある。かつてマスコミの仲間たちとこの映画の原本を肴に雄々しく飲み合ったのがなつかしい。騒がしい昨今だから、細かく意識しながら観た。
 
「真の取材方向を間違うな」、ディープスロート(内部情報提供者)が記者に幾度も忠告する。編集長は「確認、確認、そして確認」とダメだし、最後は全責任を取る。ジャーナリズムの鉄則だろう。TV画面で「膿(うみ)を出し切って解決する」と偉い人が言っている。本当はだれが膿そのものなのか、みんな知っている。