若手にまなぶ

 きょうはリハビリの日。先生は「状況観察」から始める。ここ一週間の体調の変った点などを丁寧に聞いてその日のメニューに加えてくれる。最近また足が攣るので、それを和らげる施術も行ってくれた。とくに右足の親指の鍛え方を教わった。
 
 きのうは病院で、理学療法士に別面から夜中の足攣りの原因と対処法を聞いた。とりあえず漢方薬を寝る前に服用しながら様子を見ることになった。その技師も話を注意深く聞いて、ふさわしいと思われる対処方法を提案してくれる。
 
 前者は29歳、後者は28歳だ。患者の言い分をまずじっくり聞いて、対応策を考えてくれる。始まりから終りまで細やかな神経をもっている。そのことがますます信頼していく要因だ。二人とも平成生まれで、こちらの気持ちも若くなる。
 
 親切で冷静な彼らの態度には感心する。自分が30歳前後のときはもっと雑駁だった。己の言い分にこだわり、相手を十分受け止められなかったように思う。「オレが、オレが―」の姿勢はまだ抜けていない。若い二人の品性にまなぶこと多し。