ゴン、お疲れさまでした!!

   「45歳中山 笑顔で幕」(朝日)、「ゴン『ゴールは財産』」(読売)と各紙スポーツ面はサッカー元日本代表・J1札幌の中山雅史(45)の引退発表を大きく報じている。引退記者会見で「この会見場で控えているときでも、『やめなければいけないのかな』『まだ続けられないかな』という思いで待っていた。だから、まだ、未練たらたらです」と述べた。昨夜の「報道ステーション」に登場して、「まだ未練たらたら」の胸中を語っていた。お疲れさまでした、ゴン中山!! あのゴールをめざす凄まじい執念は誰もが忘れはしない。
 
J1通算得点ランキング1位、4試合連続ハットトリック、ワールドカップ日本初出場での日本人初得点など華々しい記録と記憶を残してピッチから去る。2010年に札幌コンサドーレに移籍したが、体はガタガタになっていた。三浦知良(45)が「ゴンがいたから僕もやってこられた。この歳までやってこられたことが奇跡」と涙をみせながらインタビューに語っていた。小生はバカ好きのサッカーファンではないけど、「カズ」と「ゴン」のゴールめがけて突撃する姿にはいつも感動していた。
 
先日、札幌に行った時に「白い恋人パーク」内の札幌コンサドーレ練習場を見てきた。コンサドーレJ1降格が決まったが、車で案内してくれたKさんは「ゴンがまだ頑張っていますから」とニコニコしながら話していた。札幌でも人気者だったのだ。コンサドーレは道産子(どさんこ)をもじったチーム名だが、ゴン中山氏には「名誉道産子」の称号を贈る。朝日には「愛称の『ゴン』は筑波大時代、テレビ番組でビートたけしが扮した『鬼瓦権造』に似ていることから付けられた」とある。