「札幌もようやく開花」

昨夕のTVニュースで「札幌もようやく桜開花」と告げていた。北海道の人たちは「本当にようやくだなぁ!」と感じたことだろう。ゴールデンウィーク中の寒さで札幌の開花と満開は平年より10日ほどの遅れだ。日本気象協会の桜開花予想(5月8日)では5月12日の見込みとなっていた。寒さと日照時間が影響している。開花から4~5日で満開になるそうだ。
 
札幌の桜といえば、自分にとっては藻岩山のエゾヤマザクラだ。やや白っぽい花をつけた満開の桜模様をいつも見上げていた。桜が終わる頃には、藻岩山全体の色が若々しい新緑に変わっていく。若かった当時は、藻岩山の放つその新しいエネルギーにおそらく感動していたのだろう。北海道に「もっとも良い季節」が来る。冬の呪縛が解けるのだ。
 
二年間ほど弟妹と三人で、円山公園入り口のアパートに住んでいたことがある。もちろん現在建ち並ぶ高級マンションではなく、当時の普通の木造アパートだった。円山公園の桜も気持ちを豊かにしてくれた。この場所に住むことを決めた大きな理由は、札幌発・積丹行きの直通バス停「第一鳥居前」がすぐ近くだったから。そこから古平の実家に帰った。