大阪桐蔭・森友哉の打撃完璧

 昨日から「夏の甲子園」が始まった。ときどきテレビをつけて観戦したが、驚いたのは打者のフォーロースイングが大きい。いずれのチームも上位打順の選手に共通していた。最後はバットを跳ね上げるようにしている。これを実戦で思いっきりやっているのだ。かつての当てる打法が変わっている。高校野球も変わってきた!!との強い印象を抱いた。
 
 第二試合に出た大阪桐蔭高校森友哉捕手のバッティングがその典型だ。3安打(2本塁打)4打点と大活躍。170cmの小柄な体が、打席では威圧感のある構えで大きく見えた。選球眼もかなり良さそうで、ボールの芯に的確にバットを叩きつけていた。昨年バッテリーを組んだ藤浪晋太郎投手(阪神)が「この一年間で大きく成長した」とコメントしていた。
 
 森の2打席連続本塁打について、松井秀喜は朝日のコラムで「1本目は風に乗ったけど、2本目は完璧。スイングスピードが速いし、パンチ力もある」と高く評価。昨夜、フジTV「すぽると」解説者の立浪和義も「バッティングについては非の打ち所がない。プロでも即通用するレベルだ」と珍しくベタ褒めした。超逸材の一人には違いないようだ。
 
 今夕、常総学院(茨城)と北照高校(南北海道)が対戦。好試合を期待して、TV観戦する。