ヴィオリニスト・劉薔さん主宰「雑穀の会」

   昨朝10時半に小田急成城学園前でジャーナリストM氏と待ち合わせ。彼の案内で、中国人ヴィオリニスト・劉薔(リュウウェイ)さん宅を訪問。サロンで彼女が主宰する「雑穀の会」に参加した。岩手県二戸市の高村英世さんがつくる雑穀、もちあわ・もちきび・ひえ・黒米・玄米・丸麦などを使い、劉薔さんが約10年間研究してきた独自料理法だ。
 
 この料理講習を受けているのは、近くの成城夫人やその友人たちが多い。元看護婦やフードコーディネーター、作家などもいた。玄米菜食や穀物菜食など自然食を重視する「マクロビオテックス」を志向しているメンバーも多かった。参加者24人。プレス関係はM氏と小生など4人。―ところで、なぜヴィオリニスト・劉薔さんが「雑穀料理会」なのか?
 
 劉薔さんは腎臓の働きがかなり悪い。医師から「透析」を勧められたが、ヴィオリンを弾けなくなる不安から拒否。自らの強い意志と独自の食事療法で克服を決意した。現在でも数値は悪く、医師から「悪いままでキープの状態」と言われる。しかし、彼女は驚くほどパワフルに活動し、国内外での演奏活動も続けている。その源は生い立ちにあった。
 
 中国甘粛省の砂漠地帯に生まれ、文化大革命の嵐が吹き荒れる中、父と二人三脚でバイオリニストの夢を実現した。東京芸大に留学し博士課程を経て、演奏活動に入った。彼女の言葉「さまざまな苦労がこれからの自分の演奏の幅になって表れたらうれしい」。11/22に近江楽堂(東京オペラシティ3F)でコンサートを行う(問い合わせ先/TEL:03-3789-6518)。
 
 さて、昨日のメニューは①雑穀ブレンドごはん、②アイリッシュソーダブレッド(なつめ入り)、③菊のえごま和え、④たかきびとじゃがいもの油揚げ包み、⑤かぼちゃサラダ(ミラクル麻の実油とリンゴドレッシング)など9品。スープとして、朝ドラ「あまちゃん」で有名になった久慈郷土料理「まめぶ」が出た。自分的には、やや甘めで薄味のけんちん汁の感じ?!