「マッサンのニッカウヰスキー」で新年会へ

 広報の仕事にアレンジ業務は欠かせない。記者発表会の設営、プレス懇談会の設定、オピニオンリーダーたちとの懇談会、私的勉強会の立ち上げなどだ。こうした会合の成功条件は、「コンセプト」の確かさだ。なぜ行うのかを相手に強く訴えかけなければならない。若かった頃は「何人来てくれるか?」、「満足できる結果になるか?」と心配ばかりしていた。
 
 広報の仕事は形になって見えることが少ない。当初はそのことにフラストレーションがたまって、いつも不機嫌な顔をしていたかもしれない。「広報こそ接客業だ」。40代に入ってそのように割り切った。接客のプロたちから話を聞いたら、「事前準備を可能な限り尽くしている」ことが共通していた。ただ、名人ほどマニュアル化されていないのだ。柔軟対処。
 
マスコミを相手にしている活動は何が起こるか分からない。大きなプロジェクトの記者会見を予定していても、大事件が起きれば記者は集まらず、翌日の紙面も制限されてしまう。そんなことも多々経験した。そうした場合、フォーロー活動を変幻自在に打ち出して、記者に情報提供する努力を続ける。こうした地味な活動は後日必ず生きてくる。
 
今月下旬にジャーナリスト約10名と新年懇親会を行う。その会場探しと参加者確認をした。「忘年会に続き新年会の予約も多く、従来より高めの宴会コースが相場」との各店予約担当の話。去年末から話していたので、ほぼ予定通りのメンバーが出席へ。会場は「うすけぼー日比谷店」。鹿鳴館跡で、「マッサン」のつくった「ニッカウヰスキー」を楽しむ!!