「うすけぼー日比谷店」での新年会

   昨夜は帝国ホテル隣のビルの「うすけぼー日比谷店」で、13人の新年懇親会を行った。10人が現役ジャーナリストだったので、多士済々・談論風発という喜ばしい会合になった。いくつかのニュースとその展望をめぐるミニレクと意見交換もあり、大いに盛り上がった。格調高い会場でのニッカウヰスキー「竹鶴17年」の香りがまだ鼻腔に残っている。
 
 ほぼ一致した見解を述べておきたい。安倍政権の姿勢だ。「現在、怖いものなしの状態だが、今年はいくつかの難局が控えている。安倍政権中枢にはどうもマイナス情報が的確にインプットされていないのではないか。好調時だからこそ、異なる意見に耳を貸す器の大きさが国民の信頼につながっていくのではないか」。
 
 こうした見解は大変重要な意味がある。「辺野古移設をめぐる名護市長選挙で反対派現役が再選されたが、ここでコミュニケーションを断絶すべきではない。なんとか話し合いの機会を政府側から呼びかけ続ける前広な姿勢が実は重要なのだ」との指摘がマスコミ幹部から提言された。ぜひそうした段取りを踏んでいくことを望む。
 
 参加者の多くが「うすけぼー日比谷店」は初めてだった。ニッカウヰスキー直営のレストランで、もちろん芳醇なニッカウイスキーを楽しめる。小生は舐める程度しか飲めないが、「うすけぼー(命の水の意味)」の豊かさを楽しんだ。この場所は元薩摩藩邸で、時の井上馨卿が外国からの客人をもてなすためにつくった鹿鳴館跡地だ。