入試出陣に「御寿味付」と「子持ち昆布」がお守り食!!

先日、数の子最大手「井原水産」の年末年始の販売概況を聞いた。ギフト向け数の子が順調で、売り上げは前年比増になったという。とりわけ目立ったのが、味付け数の子「御寿味付(おすみつき)」が健闘していることだ。この傾向は1月末現在でも続いていて、今でもお取り寄せ注文が舞い込んでいるそうだ。
 
この話を聞いて、「ははぁ~!!」と思い当たる節があった。受験生がいる家庭がゲンかつぎで、味付数の子「御寿味付」を取り寄せているようなのだ。「入試合格・御墨付き」のお守り食として「入試にも勝つの子」&「御寿味付」=めでたい味方が付く。駄洒落過ぎるかな?! (味付数の子(御寿味付) 250g)
 
入試出陣の前に数の子を食する。お弁当のおかずにも「御寿味付」が入っている。なんと心強くて、励ましになることか。数の子は子孫繁栄の象徴として、古来日本人の食文化に欠かせない食品だ。数の子の中には多くの粒粒(○○)がある。これらを昆布に産卵・付着したのが、「子持ち昆布」だ。(味付子持ち昆布 250g)
 
子持ち昆布」はとくに喜ばしい商品だ。「おすみつき」と「よろこんぶ」。有難味がダブルだ。太平洋産の数の子でしか「子持ち昆布」はできない。ニシンが卵(数の子)を昆布に産み付けてできる。大西洋産では海流などの関係でできないのだ。少子化現象と和食ブーム到来で、数の子ブーム再来と期待されている。
 
数の子や 頭蓋に確と 咀嚼音」(東大和市・板坂壽一/朝日俳壇1/27、金子兜太選)。数の子を噛んだ時のプリプリ感がリアルに表現されている。作者も「壽No.1」だ。さて昨日から国公立大2次試験の願書受け付けが始まった。私立大学入試も含めていよいよ受験生にとってはまさに死に物狂いの本番だ。祈・合格!!