埼玉も雪、札幌では雪祭り開幕

   昨日は雪が降ってほしくなかった。立春だからではなく、歯科医で抜歯をする日だったから。歯を抜く日はせめて晴れていて少し暖かい日であってほしい。そう願っていたが、天候にはみごとに裏切られた。傘をさしてとぼとぼと10分余り歩いたが、湿った雪に傘が次第に重く感じた。
 
 結局、この日は一本抜いて、後日もう一本抜くことになった。10年ぶりに歯茎に麻酔注射したが、この感触はサイテーで、ストレスは急速に倍増した。いろいろ処置して20分後に解放された。ようやく終わった!! 疲れた。被せていた金属と抜いた歯を「持って行きますか?」と助手が聞いたので、即断った。
 
 痛み止めと抗生剤の処方箋をウエルシア薬局で、薬を受け取った。ついでにお昼のサンドイッチとコーヒーゼリーを買って、自分へのご褒美とした。まだ雪が降りつづく中を、麻酔で違和感を感じながらゆっくり歩いた。滑って転んだりしたら大変だ。子どものころから歯は鬼門だったからだ。
 
 帰宅して一息入れてメール・チェックしたら、札幌からの返信メールの最後に「こちらは今日から雪祭りです」の一行。そういう時期か!! 中学や高校の時は雪祭りに出かけて札幌の賑いにはしゃいでいたが、自分が住むようになったら興味は失せていた。昨年の観客数は236万人らしい。今年は65回目だという。
 
 若い頃、最終日夜中12時過ぎに仲間5人と酔っ払った勢いで大雪像の建物の上に登った。大声で寮歌を怒鳴っていたら、道警にサーチライトで照らされて「降りなさい、上にいる学生たち。壊す作業の準備をするから危険だぞ」と脅された。しばし抵抗を試みたが降りることにした。降りる方が滑って危険だった。