「ガストの宅配」

新聞を取りに郵便受けを開けたら、「ガストの宅配」(パンフレット)が入っていた。「レストランの味を食卓へお届け」で、ガストで出しているメニューが自宅に届く。「みんなで楽しいパーティメニュー」とも。日替わりランチは490円、ご飯大盛り無料。種類はハンバーグと揚げ物の組み合わせで、「若い家族向けだな」と感じた。
 
 読売新聞・経済面に「宅配サービス(在宅配食)市場が過熱している。シニア層の需要を見込んで外食産業が次々と参入しているからだ」の記事があった。ワタミタクショクが宅配料・税込みで1食474円の弁当を売り出す。「現在の弁当は1食540円で、他社も500~540円が多い中、おかずの見直しなどで価格を下げた」とある。
 
宅配すし「銀のさら」や「セブンイレブン」の例も紹介されている。利便性が売りで、市場規模も大きく伸びているという。わが家では「宅配」はまだ利用したことがない。スーパーから出来合いのおかずを買ってくることはあるが、宅配は息子夫婦のピザぐらいだろう。弁当類は外食も中食もワンコイン・500円の攻防のようだ。
 
 報道番組で若い女性に「鍋焼きうどん」とつくってもらったら、半数以上がデタラメだった。料理をしたことがない若い女性がかなりいる。家や学校で調理場面に出会うことがなかったのだろう?! これから慣れればよいが、気になるのは味加減だ。日本人の舌が濃厚な食べ物にしか反応しなくなってきている。これは危機的だ。