春菊、寒ひじきを食す

 一昨日から春菊が食卓に上がっている。我が家の玄関前と和室横の狭い一角に春菊がびっちりと若葉を出している。「一ヵ所からごそっと抜かないで、少しずつ摘んでよ」と警告された。土曜日はタラ、豆腐と野菜たくさんの鍋に、昨日は味噌汁にかわいい春菊が入っていた。さらに昨日、家人が友人から「春菊のおしたし(シラス入り)」をもらってきた。
 
 土曜日昼前にM先生(83歳)から電話が入り、「いま鶴ヶ島インター。5分後に君の家に寄るから」と連絡があった。Mさんの出身地、山口県周防大島の「大島名物・寒ひじき」を届けてくれた。海産物加工「中田海産」の商品。Mさんご夫妻は練馬区・中村橋から東松山市に畑仕事に来られているが、ときどき故郷の産物を届けてくれる。これも昨夜の味噌汁に入れた。
 
 気温が上がってきて、厚着を一枚ずつ脱ぎ始めた。春の訪れは何と言っても日の長さに端的に表れてきた。夕方6時を過ぎてもまだ明るい。風がないので15分ほど歩いてみた。各家の玄関先や軒下で春の花がたくさん咲いている。今年は特別寒かった分、この暖かさがとても嬉しい。血行が少しずつ良くなっているのか、体が軽い。どうやら冬を脱出したようだ。