満月の傍に火星が、―

   昨夜7時少し過ぎ、妻の車が迎えに来たので病院を出たら正面に煌々(こうこう)と照る満月。そのすぐ傍に明るく輝いている星があった。月の間近でこんなに光っている星を見たことがなかった。輝いていてやや大きめに見える。立ち止まってボ~ッ!!として見とれていたら、「何しているの?」との視線を感じた。
 
 「満月の傍に大きく光る星が、…」と言ったら「金星でしょう」と軽く言うので、ついそうかな(?!)と思った。夕方の日の入りの時間も遅くなってきたし、「宵の明星」か!? ところが今朝ネットを起こしたら、火星であることが分かった。へぇー、火星ねー!! 赤くなかったけど、間違いなく火星だったのだ。
 
 昨夜、火星が地球に最接近して月と並んだ、と報じている。満月も火星もこんな大きく見えたのは初めて。昨夜は空気も澄んでいたからかもしれないが、心は小学生の憧れにもどったようだった。火星は赤い星で、不吉の前兆だといわれてきた。理科図鑑にはそんな説明があったような。しかし、昨日はまったく赤くなかった。