YOSHIMIの「カリカリまだある?」

  北海道行きで家人から「『カリカリまだある?』、買ってきて」と頼まれた。「えっ?!」、「いま北海道みやげで売れてる、美味しいから」。「はぁ~!!」と頼りなく返事。「YOSHIMI」ブームを知らなかった。家人の出身地・砂川市には北菓楼、ホリなど有名製菓が多く、「すながわスイートロード」がある。 道内のお菓子には詳しい。
 
 札幌の妹に話したら、「お姉さんのいうとおり。YOSHIMIは出す商品がお土産ランク上位になっているみたい」だと。日本一の激戦区ともいわれる北海道おみやげ市場の勢力図を塗り替えつつあるようだ。「カリカリまだある?」は2006年発売で初年度4億円近くを売り上げた大ヒット商品。未だに人気が続いている。
 
 YOSHIMI「カリカリまだある?」
 
 その後も、「Oh!焼きとうきび」、「コレット」、「ジャガJシリーズ」などの話題商品を立て続けに出している。YOSHIMIならではの独創的な感性を活かしている。「ジャガJシリーズ」はカルビーとのコラボ商品だ。これらの商品を3家族分買ってきた。一昨日夜、娘親子が久しぶりに来たので、みんなで分け合った。大喜びだった。
 
 これらの仕掛け人は勝山良美(かつやま・よしみ)氏。札幌ススキノのレストラン「YOSHIMI本店」を中心に、札幌、仙台、東京、名古屋、福岡などにレストラン、スープカリー専門店など13店舗を運営。いま話題の料理人兼経営者の一人だ。現在、全国の食品製造会社から商品開発やプロデュースの依頼が相次いでいるという。