こころが弱っている?!

「日頃は食べないようにしているジャンクな食いものを、無性に食べたくなるのは、体調の悪いときである。なんでだろう、悪いものほどうまく感じる。ひょっとしたら、こころのほうにも、そういうことは言えるかもしれない。スキャンダルだとか、人の愚劣や下品な話題に興味を持つときというのは、こころが弱っている」
 
糸井重里さんがそう述べていた。先日の「ほぼ日刊イトイ新聞」でだ。自分自身がそんな感じの日々だったので、メモしておいた。その時はそのことで自分のコメントをかくことはできなかった。たしかに月に幾度か、そうした経験をしている。
 
人は自分が聞きたいようにしか聞けない。相手が何かを語っていても、自らの感度でしか聞くことができない。自分が聞きたいことだけを聞いている。相手が伝えたいことではなく、意図したことと異なることを解釈している場合も多い。

 当たり前のことで、自分と相手は違う人間だから。われわれのストレスの多くは人間関係の行き違いから起こっている。頭では分かっていても、バカ食いしたり、他人の悪口を言っている。28日、67歳になるのに未だそんなことが続いている。