「一升餅」

 土曜日(23日)は三人目の孫(Iちゃん、初めての女児)の一歳誕生日だった。息子夫婦が我々と熊谷のご両親を食事に招待してくれた。いつもお昼は軽めにしか食べていないので、次々に運ばれてくる祝いの席の料理にお腹いっぱいになった。健やかにのびのび育って欲しい。
 
 そのあと我が家に戻り、「一升餅」をやるという。一歳になった幼子が将来、食べものに困らないように餅を背負わせる伝統行事だ。息子夫婦が相談して、三歳になった男児のときもやった。今回、餅は紅白二つに分かれていて、袋に入れて背負えるように赤くきれいな紐がついていた。
 
 Iちゃんはいま自分で立ち上がり、ようやく三歩、四歩歩けるようになったばかり。母親が餅の入った袋を背負わせた。立ったが前に進めず、座り込んだ。一歳ではこれが普通だろう。みんな笑った。これを見ていた3歳アニキが自分はできるといって成功、得意(どや)顔をした。
 
 このお餅セットは取り寄せだが、おまけカードが付いていた。「一万円札(金持ち)」、「万年筆(小説家)」、「そろばん(商才)」の三枚の絵カードを一歳児の目の前に並べる。最初にとったカードで「将来」を占う。Iちゃんは一気に「そろばん」を取った。みんな大笑いした!!