「♪京都から坂戸まで」-Hくんとの奇遇
17歳のわたしが京都発新幹線「ひかり」に乗っている。ブログ「余市高校41会」の「50年前の修学旅行(3)」にその写真が掲載されていた。手前の顔半分が写っているのが札幌のKくん、その後ろの女子がSさんとOさん、その後列にいるのがHくんと自分だ。昭和39年11月、東京オリンピック直後のことだ。
ブログを書いてるKくんに「俺のようだが、オレ?」と問い合わせたら、「君ですよ」の返信が来た。「まだ何も知らない、夢を見始めたマジメな少年」の乗った列車が人生という長い波乱の旅に出発する場面だ。この写真はまったく覚えていない。その後、横の座席のHくんと劇的再会をする。
現在、Hくんはなんとわが家から300メートルほどの近所に住んでいる。高島平団地から坂戸に引っ越してきて数年後に、路上でばったり会った。お互いに顔を見合わせ「Hくんか!?」、「ヒサスエ?!」。Hくんは元々大人びた顔をしていたので、見た瞬間そうだと思った。お互い、奇遇に驚いた。