「エイの唐揚げ」

 午前中にお客様があり、気持ち的に忙しかった。11時過ぎにお昼のおかずを作ろうと冷凍庫から「唐揚げ用」とメモが付いたカスベを取り出した。これまで煮付けは何回も作っているが、唐揚げは経験がなかった。「エイ!!」と気合を入れて挑戦することにした。(カスベ=エイのこと)
 
 故郷の妹の簡単レシピにしたがって取りかかった。分厚く大きな2枚の身を離して、それぞれ4等分した。まずはそれらに塩と酒で下味をつけた。時間が書いてなかったので5、6分経ったら小麦粉、片栗粉をまぶした。サラダ油に胡麻油を少し加えて加熱した中に身を入れた。
 
 表裏と揚げて、思ったより簡単に完成した。皿にクッキングペーパーをひろげて、その上にカスベの唐揚げを並べた。揚げたてをさっそく試食したら軟骨までコリコリ食べられた。「旨!!」と自己満足してたら、家人が戻ってきて「夜に食べよう」となった。もう少し塩味が効いてた方が良いようだ。
 
 カスべにはコラーゲン、コンドロイチン、カルシウム、鉄分など体に良い成分が多く含くまれている。肌を潤し、関節強化に効く。明朝、乾燥肌がスべスべになり、膝もスムースになっているかも!? エイの形はステルス戦闘機のようだが、白身で淡白ながら味は抜群に上品。出汁(だし)の隠し味にするラーメン店もあるらしい。