「旭川ラーメン」

昨日は「立春」、今日は南岸低気圧で首都圏は雪の予想。朝刊を取りに外に出たら小降りの雨だった。午後どうなるか? 昨年のドカ雪でカーポートの屋根が壊れ、3ヵ月待ちで高強度のものに取り替えた。想定外の大出費。積もらないでほしい。
 
北海道・旭川方面では昨日、マイナス30度強を記録した。ダイヤモンドダストの世界だ。マイナス30度は経験したことがない。20年ほど前に、この季節に旭川取材にいったことがある。その朝、旭川マイナス25度、埼玉5度だった。30度の差。
 
帯広出身の少し年上カメラマンと旭川空港に降り立ったら、空気が硬質だった。取材終了後、医師会会長と製薬会社支店長と会食しながら話の続きを聞いた。さらに彼らはコートも着ないで、真夜中、旭川ラーメン店に我々を連れて行った。
 
それ以来、旭川ラーメンの濃厚さファンになってしまった。ちょうど旭川ラーメンがブームになりかけの頃だった。翌日昼、二日酔いの我々は再度ラーメン街に向かい、前日と違う店で熱々のラーメンを食べてから空港に向った。
 
寒い日には旨いラーメンが食べたくなる。砂川市の義妹が、毎年、旭川ラーメンを送ってくれる。炒めた豚肉、野菜を盛り上げて一気に啜る。優しい支店長の顔と、かつて旭川に入隊していた父が話した常盤公園と石狩川を思い出しながら。