朋、大連より来たる

昨日昼前に竹馬の友・Cちゃんが小生の顔を見に来てくれた。彼は現在、中国・大連で冷凍技術の専門家として働いている。今回、札幌に戻る途中に坂戸に寄ってくれた。お昼をはさんで4時間、お互いに高揚した時間を過ごした。
 
実際に会うのは20年ぶりぐらいだろう。Cちゃんは帰国するといつも成田から電話をくれて、二人で近況を報告し合っていた。それでなんとなく身近に感じていたが、やはり久しぶりに会うとなればお互いに嬉しい緊張感があったようだ。
 
「カズオちゃんに何から話そうかとずうっと考えていたんだよ」、「オレは昨晩は夜中に何回か目が覚めたんだよ、Cちゃん」。わが家の居間で熱いお茶を飲みながら、まずは二人でVサインして写真を撮った。彼の明るい声が部屋中に響いた。
 
Cちゃんは一回りも二回りも人間が大きくなっていた。若いときからアラスカ、カナダ、ロシア、ノルウェー、チリなどわが国が魚を輸入・加工している海外現場を、冷凍技術の技を武器に渡り歩いてきた。その戦いが今の自信になっているのだろう。
 
そのバイタリティは「若々しく」、同年代とは思えない。子どものころの二人だけの秘密や、19歳の仲間5人で彼の愛車による北海道一周の失敗談など、忘れていたことを思い出しては笑った。また、彼はまだまだ仕事に取り組むと意欲満々だった。
 
Cちゃんは坊ちゃん育ちだったが、昨日、「自分はハングリーになった。いつからか自らのやり方を変えた」と笑った。彼の人生の歩みがそうさせたのだろう。幾つかの辛い思いも乗り越えてきたんだ。来てくれてありがとう!!オレ、もう少し頑張るよ。