「七つの水仙」

軒下二、三か所から水仙の葉が10センチほど伸びている。春を告げる兆しだが、晴れてはいるものの風がとても冷たい。しかし、まもなく見事な黄色のつぼみを開く。毎年、その写真を札幌の妹に送り、「春近し」のメッセージ代わりにする。
 
ふと「七つの水仙」と思い出して、You Tube を開いた。ブラザーズ・フォーの静かなハーモニーを聴いていたが、学生時代の記憶シーンは映像にならなかった。間違いなく同級生だったH君が歌っていたのだ。「レモンツリー」とか。
 
当時、フォークソングの走りだったと思うが、そのうちH君にじっくり歌ってもらいたい。純粋にそんな気持ちになっている。1960年代の遠い昔の話だが、今もこうして自分の中に残っているのが嬉しい。