鮭白子燻製、豚タンカレー

 この週末、鮭白子の燻製と豚タンカレーを生まれて初めて食べた。鮭白子燻製は札幌の妹から、豚タンは娘の夫・Tくんからもらった。いずれも高蛋白の珍味だ。
 
 白子燻製は一口大でほんのりとフレーバーがする。口に入れて噛んだら、ほとんどスモーキーチーズの香りと食感だった。塩分が少し多いような気もするが、それゆえこの食品の良さが引き出されている。キリリと冷やした白ワインか辛口の日本酒(冷酒)を合わせるとベストマッチだろうと迷わず思った。次回はそれを試してみる。
 
 豚タンは初食い。焼肉屋のメニューで見たことあるが、食べる範疇には入らなかった。Tくんが豚肉ブロックと一緒に持参してくれたもの。家人が圧力鍋で約30分煮込んだ豚タンでカレーを作った。ジューシーでボリューム感のある具になった。旨い。アラフォーの娘と息子は「やや柔らかすぎ。硬さが少し残るほどが良い」との感想。
 
 いま最大の喜びは「食」だ。故郷で食べたものや、人生で初めて食べるものには感動する。こういう楽しい驚きを表情に出す訓練をいつもしていないと、顔の筋肉が硬直化する。心身の老化だ。筋肉を動かして脳の働きを活性化するのもボケ防止の一策。舌覚(たんかく)を磨きながら、仏頂面の俺が華麗な作り笑いの練習をしている。