富山、ガンバレ!!

今朝の「天声人語」で北陸新幹線開業にちなみ富山の話が出ていて、経済ジャーナリスト・Mさんの顔が浮かんだ。大手マスコミで活躍後、「無職家」と称して「Newsで世界を読む」をネット配信している。主な内外経済情報の要点を紹介して、いまの経済実態を分かりやすく解説している。彼は富山支局に赴任したことがあり、ときどきその話を聞いた。
 
天声人語の筆者は「駆け出し記者時代に3年半暮らしたが、山海の幸は美味にして、人情は厚い。夏の渓流は清く、冬は雪の立山連峰が神々しい」と書いている。Mさんも同じような富山の印象を述べていたが、「なにもない地味なところ」とも語っていた。日本海側の都市としては金沢や新潟の影にかくれてしまっていた。インパクトのあるヒトやコトが見当たらない。今後、ぜひがんばって欲しい。
 
小生は仕事で30代に2回行ったが、昔風の静かな地方の町だった。上司のお供だったので、旨い酒と魚を動けなくなるほど満喫した。8時少し過ぎに店を出たら、町全体が暗かった。店の閉店時間が早いのだった。そのあと、部長殿が「さ~て行くぞ」と周りで一軒だけ電飾輝くグランドキャバレーに連れて行ってくれた。そこはかつてあった昔風の内装だった。ホステスたちも控えめだった。
 
 小学2年の時の担任が富山出身で、髪を前に垂らしていた。服装にはほとんど無頓着だった。地味でやや暗い感じの人柄だったが、なぜかいまでも印象に残っている。もう一人は富山の薬売りだ。来るたびに各地のさまざまな出来事や人物の話を面白おかしく聞かせた。いつも最後には、小学生の小生に「口が大きくて笑い声がでかいのが良い」と繰り返した。(オレは笑うカバか!?)