東海大四、準優勝おめでとう!!

優勝した敦賀気比高校の地元凱旋が昨日、大々的に報道された。一方、惜敗した北海道・東海大四の札幌凱旋が気になり、北海道新聞web版で見つけた。
 
選抜高校野球大会で北海道勢として52年ぶりの準優勝に輝いた東海大四札幌市南区)ナインが2日、札幌に戻り、地元関係者に祝賀ムードが広がっている。「試合が終わってから、電話が鳴り続けていて驚いています」。同校の松木道子副校長(57)は対応に追われながらも笑顔を見せた。1日の試合終了後から2日夕までに、祝福を伝える学校への電話は100件を超え、ファクスやメールも20件ほど届いた。札幌市円山球場の正面入り口には2日、準優勝を祝う看板がお目見え。祝賀看板は駒大苫小牧夏の甲子園で道内勢初優勝を果たした2004年以来』。
 
大沢志意也投手の出身地・手塩町で町民がそろって決勝戦をテレビ観戦し、試合後も惜しみない声援を送った、と報じられた。「志意也(しいや)」とは前向きの名前だ。彼をはじめ東海大四ナインが夏の甲子園で再び大活躍をするよう期待する。もしかしたら自分がこの高校の教師になっていたかもしれない縁があるからだ。
 
52年前に北海高校が準優勝した時、自分は15歳で祖父と一緒にテレビを観ていた。吉沢投手、谷木外野手などが活躍したが、祖父や町民の賛辞はもっぱら故郷・古平町出身の北海監督・飛沢栄三さんに向けられていた。その記憶は鮮烈に残っている。故郷の英雄・大沢投手を称える手塩町民の気持ちが良く理解できる。
 
その後、北海の吉沢は巨人に、谷木は中日に入団して注目を浴びた。とくに谷木は立教大で六大学野球首位打者になり、北海道のファンを喜ばせた。現在、谷木は札幌・北翔大学の野球部監督として、選手を鍛えている。このチームも次第に力をつけるだろう。最後に、元プロ野球選手が監督を務める坂戸市トリビアを二つ。
 
坂戸駅北口斜め前に立派な「東京国際大学硬式野球部寮」が建っている。同野球部監督は古葉竹識氏。かつて広島カープを常勝軍団に仕立て上げた名将監督だ。また、坂戸文化会館そばの元ホテル跡地には「城西大学野球部寮」がある。監督は小原沢重頼氏。浦和実業から城西大学、巨人、千葉ロッテという経歴だ。多くの大学が元プロ選手を監督として招聘している。少子化に備えた大学の知名度アップを狙ったものであることはいうまでもない。