「高島平キリスト教会」

 昨日、「高島平キリスト教会・教会設立10周年」の記念礼拝と記念祝会に出席してきた。この教会の再建にかかわってきた一人として、人生で忘れられない日になった。多数の来賓と高島平教会員・関係者が集まり、豊川修司牧師の説教「最善を尽くして教会形成を」を聴き、お昼から二時間余、懇親会が行われた。久しぶりの友人たちにも会えた。
 
 10年間、この日をめざしてきた。私にとってはこの間、かなりの数の手術・入院を経験した。しかし、それらを乗り越えることができ、昨日の記念行事に出席できたことは大きな喜びだ。人は何を自らの基として生きていくかは、とうぜん異なる。とくにこの年齢になってくると、それぞれが選択していくことになる。自らの人生の最終コーナーを走り抜けるからだ。
 
 私は40歳を過ぎてから、日本キリスト改革派教会・坂戸教会で洗礼を受けた。「改革派」はカルヴァン、ルターなどの宗教改革に由来する。プロテスタント教会で、教派独自につくりあげた〈憲法〉を持っている。すべて会議によって協議され、決められる。その合意によって教会は成り立つ。「教会形成」とは、そのことを指す。もちろん、聖書第一主義だ。
 
 妻は高校生の頃からクリスチャンで、「オレと教会のどっちが大事なんだ」と怒鳴れば、「教会です」と返事する。かつて高島平団地に入居したが、妻が通うその教会には決して入ることはなかった。その30年後、衰退した高島平教会の再建を坂戸教会が支援することになり、担当者だった私が高島平教会に派遣された。こんな経緯もあり、昨日の喜びがある。