「トヨタ、工場従業員毎月査定へ」

   今朝、読売新聞・経済面にある「トヨタ社員毎月査定」の囲み記事に驚いた。トヨタ自動車は工場従業員の働きぶりを毎月評価して、翌月の給与に反映させる仕組みを検討している。資格や成果にかかわらず、一人ひとりが能力をどれだけ発揮したかを査定し、評価次第で最大5万円の増減幅が生じる。すでに労働組合に提示しており、合意できれば来年7月からの運用をめざすという。「毎月評価、翌月反映」に自分ならば持続的に耐えられるのか?!
 
 中日新聞でもチェックした。新たな仕組みは、生産現場の賃金制度刷新に合わせて「技能発揮給」を設ける。仕事への意欲や姿勢について「規律性」「協調性」「積極性」「責任性」の4つの観点から係長級の上司が評価する。期待以上の役割をこなせばすぐ給与に連動させることで、社員のやる気を引き出すのが狙いだ。トヨタは現在、年1回社内資格に応じて査定する能力給のほか、成果査定の結果を年2回の賞与に反映させている。
 
両紙によれば、「期待通りの働きぶり」を標準点(0点)とし、プラス3~マイナス2の6段階で採点する。標準額は7万円で、採点次第で最大10万円、最少5万円となる。定年後の再雇用者にも適用される。新制度導入は、「モノづくり競争力」を守り抜いていくために、資格・年齢にかかわらず、「能力を十二分に発揮できた方に報い、できていない方に奮起を促すことを目的」とする。直近の働きぶりを直近の処遇に反映する制度だという。(ウムム・・・)。