北海高校・飛沢監督

 甲子園出場の南北海道代表は北海高校だ。わたしの北海高校野球部といえば、飛沢栄三監督だ。わが古平町出身。かつて北海は甲子園の常連で、平安高校などと熱戦を展開した。昭和38年春のセンバツ準優勝して札幌に凱旋した。
 
 当時は谷木選手(中日入団)、吉沢投手(巨人入団)などスター選手がそろっていた。飛沢監督はいつもベンチから冷静な顔で指示をだしていた。古平町の大人も子どももみな飛沢監督の偉業をたたえ、鼻高々になったことを思い出す。
 
 ヤクルトで選手・監督として大活躍した若松選手も北海高校野球部出身だ。野球選手としては小柄な若松さんがクリーンヒットを打つたびに「上手いなぁ~!!」と拍手をしていた。 彼も飛沢監督の弟子だ。高校スポーツは指導者で決まる。
 
 今年は夏の甲子園36回目の出場だ。札幌でタクシーを運転しているCちゃんも、北海野球部OBだ。さぞや喜んでいるだろう。久喜市のH君が先日札幌で彼のタクシーを頼んで、久しぶりに会ったという。年相応にゆったりと暮らしているらしい。