混乱の採決、可決

   秋雨の寒い日、サム過ぎる国会中継を見ていてまた血圧が下がった。血圧が上がる元気がない証拠だ。それにしても後ろから飛び込んだ若手小西を右手一本でぶっ飛ばした佐藤ヒゲの腕力は凄まじかった。かなり鍛えた者の必殺技に近い。
 
 何が起こったのか、今でも分からない。民放やNHKで、5回採決が行われ可決されたと解説していたが、それを聞いてもまだ理解できない。山本一太が動議を読み上げたようだが、自民のサインプレー組みガードが実行された。練習したな、あれは。
 
 採決の1時間ぐらい前から、自民前列の理事たちの動きがなにやらあわただしくなり、若手の鈍臭い伝令役が前と中ほどを耳打ち、あるいは小声で身振りをしながら往復していた。政治は戦争だ、憲法で国は守れない、そのことを露骨に国民に示した。