今夜再放送、「新・映像の世紀」

今夜、NHKスペシャル「新・映像の世紀」(一回目)が再放送される。28日(27日深夜)午前0時10分~1時23分。「百年の悲劇はここから始まった」は、第一次世界大戦を立体的に分析している。見落としと確認したいことがいくつかある。また観る。
 
たとえば、ケインズが対ドイツ賠償要求に反対した部分だ。パリ講和会議(1919年)にイギリス大蔵省首席代表として参加したが、この要求に反対して辞任した。そのことが短く報じられた。この背景をもう一度確認したい。彼は「平和の経済的帰結」を発表。そして、「確率論」(1921年)、「貨幣改革論」(1923年)を発表、ケインズ経済学が確立されていく契機になった。その影響は今日まで大きく及ぶ。
 
二つ目は地下塹壕の天井に書かれた「God is …」の「…」が知りたい。考えごとをしていて、文字が読み取れなかった。凄惨な殺し合いに放り込まれた兵士たちが味方兵士の死体の中で何を書きつけようとしたのか?自分の生きた証でもあるその言葉を確認したい。米南北戦争ミシシッピ州の南軍が立てこもった建物の壁には、「God is hospital」の血痕跡があった。