足場解体

 外壁塗装の足場が外されて、部屋に明るい日差しが入ってきた。午前にエコー検査を終えて帰宅したら、穏やかな陽光が塗り替えられた壁に反射していた。昨日、毛呂山町の知人が「もう梅が満開ですよ。年末から莟がほころび始めていた」と嬉しそうに教えてくれた。わたしは梅というと寒風のイメージがある。越生の梅林に以前数回行ったが、そのたびに冷たい強風が吹いたり、氷雨だったりで、友人たちと店に避難して熱燗を飲んだ。そんな記憶―。
 
 来週から寒波が来るというが、今年はこの調子では桜開花はかなり早い時期になりそうだ。春めいてくると血行もよくなり、体調も安定してくるだろう。美味しい和菓子持参で取手から来訪してくれたKくんと、みんなで焼き鳥を食べながら花見の宴を張りたいねと歓談。そう願って体力づくりに励む。体調が良くないと聞いたMくんに電話をしたら、だいぶ快復したと話していた。アイアンマンみたいな彼でも年齢を重ねれば弱いところもでてくる。みんな初老期周辺だ。
 
 28日夜にKくんが召集して、余市高校3Eクラス有志が東京駅に集まる。6~7名が参加して、担任の故芦原先生の思い出話で盛り上がるらしい。わたしは29日に呼吸器外来で診察があるので欠席する。最近は意気込みだけでも少し性根が入ってきたので、春光を浴びればふたたび元気になる。そんな自己暗示をかけている。工事足場が解体されて黒ネットが外されたので、気分は大違いだ。自らの心身に陰る不元気の奴を根気で解消していくぞ!!